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爪甲横溝(Beau 線条)

爪は、皮膚と同じ角質(硬質ケラチン)で構成されています。
爪の根元(爪母)で作られた爪甲は、指先へ押し出されるように伸びています。

爪甲横溝」とは、爪の表面に横方向の溝が形成された状態のことです。
これは、爪の根元(爪母)に何らかのダメージが加わり、爪の形成に障害を及ぼしているために生じます。

手足全ての爪に、1筋のみの横溝が形成されている場合は「Beau 線条(ボー線条)」と呼ばれています。

これは、ある時期に全身に強いダメージ(ストレス)があったことを示しています。
症状によっては、爪に段差亀裂を生じたり、爪が剥離(剥がれ落ちて)してしまう場合もあります。

原因としては、高熱を発するような感染症薬疹出産などが考えられます。
爪は爪母で形成されるため、爪の伸び具合から、原因(全身性のダメージ)を生じた時期はある程度推定することができるでしょう。
| 肌のあれこれ | 11:40 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
毛孔性苔癬(毛孔性角化症)

毛孔性苔癬(もうこうせい たいせん)」とは、毛孔部過角化が目立っている状態のことです。

特に、上腕二の腕)の外側がザラザラとした状態になっていることで気付くことが多いようです。

毛孔性角化症(もうこうせい かくかしょう)」と呼ばれており、生理的な症状であるとも考えられています。

多少の赤みや色素沈着があっても、痒みのような自覚症状はほとんどありません
しかし、若い女性にとっては気になる症状の1つになってしまうようです。


毛孔性苔癬は非常に頻度が高く、多くは小児の頃から症状が出現します。

男性(男児)では、顔(左右の耳前部から頬にかけて)にも毛孔性苔癬を生じる場合があり、これは「顔面毛包性紅斑黒皮症(がんめん もうほうせい こうはん こくひしょう)」と呼ばれています。

毛孔性苔癬は、遺伝傾向があるとも言われており、特に思春期の女性で悪化することが多いのですが、思春期を過ぎると自然に治ってくることもあります。


治療には、尿素サリチル酸など角質溶解薬を含む外用薬がよく使用されています。
妊娠の心配がなければ、ビタミンA軟膏も効果的です。

症状によっては、ピーリング処置を行ったり、トレチノイン軟膏などを使用する場合もあります。
住吉皮膚科では、ピーリングの施術を行っておりませんが、ピーリング作用のある石鹸(メディソープ クリア)を取り扱っています。
| 肌のあれこれ | 17:45 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
マラセチア毛包炎

マラセチア毛包炎(マラセチア もうほうえん)」とは、いわゆるニキビと似たような症状ですが、マラセチア(癜風菌)と呼ばれる皮膚の常在菌が原因で生じます。

主に、前胸部からにかけて、ニキビの様な光沢のある赤いブツブツ(紅色丘疹)が多発します。
通常のニキビ(毛包炎)のように痛みを伴うことはありませんが、痒みを伴うことが多く、光沢のある赤みが特徴です。

マラセチア毛包炎は、梅雨期から夏期にかけての高温多湿や、をかいて不潔な環境などの条件により発症すると考えられます。
マラセチアは、皮脂を好む真菌(カビ)であり、多くの人の皮膚に存在している常在菌なのですが、毛穴(毛包内)で増殖し過ぎると、炎症を生じてマラセチア毛包炎の状態に至ってしまいます。

以前は、アトピー性皮膚炎脂漏性皮膚炎のある青年〜中年男性に多く見られましたが、最近では、小児若い女性にもみられるようになってきました。

通常は、特徴的な外観から診断が可能ですが、顕微鏡検査によって原因菌であるマラセチアの増殖を確認する場合もあります。
抗生剤による一般的なニキビ治療で効果が無かった場合や、強めのステロイド薬を長期に使用していた場合には、マラセチア毛包炎の発症を考慮しておく必要があります。

マラセチア毛包炎は、細菌感染症ではなく真菌感染症であるため、抗真菌薬塗り薬で治療します。
治りにくい場合には、抗真菌薬飲み薬(イトリゾールなど)を服用する場合もあります。
また、再発を抑制するためにも、肌を清潔に保つなどのスキンケアは重要と言えるでしょう。
| 肌のあれこれ | 20:33 | comments(33) | trackbacks(0) | pookmark |
蕁麻疹様血管炎

蕁麻疹様血管炎(じんましんよう けっかんえん)」とは、長時間継続する慢性蕁麻疹あるいは多形滲出性紅斑のような症状であり、中年の女性に多いと言われています。

通常の蕁麻疹(じんましん)であれば、24時間以内に一旦は皮疹が消失します。
ところが、蕁麻疹様血管炎の場合は、蕁麻疹のような赤み24時間以上続きます。
紫斑が混在することもあり、蕁麻疹様の赤みが消えた後には、淡い褐色の色素沈着が残ります。

明らかな原因が分からず生じることも多いのですが、低補体血症を生じていたり、全身性エリテマトーデス(SLE)などの疾患に伴う症状である可能性もあるため、血液検査を行う場合があります。
また、診断を確定するためには、皮膚生検を行い血管炎を確認する必要があります。

蕁麻疹様血管炎の治療は、通常の慢性蕁麻疹の治療とは異なり、抗ヒスタミン薬だけでは効果が不十分であるため、ステロイドの内服が必要になります。
| 肌のあれこれ | 10:50 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
遠心性環状紅斑

遠心性環状紅斑(えんしんせい かんじょうこうはん)」とは、文字通り中央から遠心性に拡大する環状紅斑であり、主に臀部を中心とする体幹と大腿の内側に生じます。

典型的な遠心性環状紅斑では、隆起した紅斑が外側に拡大すると、内側(以前に紅斑があった部分)に細かいカサカサした状態が残ります。

環状紅斑円形あるいは花弁状で、少しずつ拡大しますが、1〜2ヵ月程度で消退していきます。
しかし、近くに同じような経過の環状紅斑出没を繰り返します。

原因は不明とされていますが、内蔵悪性腫瘍(または良性腫瘍)や、細菌感染ウイルス感染などに関連して生じることが知られています。
ところが、詳しい検査を行っても、特に誘因となる疾患が見つからないことの方が多いようです。

原因と思われる腫瘍感染症が見つかれば、その治療を行うことで環状紅斑は消失します。

遠心性環状紅斑は、原因が分からないまま何年も経過してしまうことが多く、その場合は対症療法となります。
赤み(紅斑)が目立つ部分には、やや強めステロイド外用薬が効果的です。
抗ヒスタミン薬の内服を併用する場合もあります。
| 肌のあれこれ | 12:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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