2009.02.20 Friday
白い爪(白っぽい爪)
爪は皮膚の一部であり、角質(角化細胞)から構成されています。
爪(爪甲)が白く変色するようになるには、様々な原因が考えられます。
例えば、指先が乾燥して爪が剥がれている部位(二枚爪や爪甲剥離症)では、爪甲の水分含有量が低下しているため爪が白く見えます。
また、爪の根元(爪母)に病変(外傷や爪カンジダ症)があったり、加齢に伴って正常な角化ができなくなる(爪甲鉤彎症など)と白く濁った爪が伸びてくることもあります。
1つの爪(爪甲)全体が白濁して脆く崩れる場合には、爪白癬などの真菌感染症の可能性が高いと考えられます。
この場合には、家族への感染を防ぐためにも、皮膚科専門医を受診し適切な治療を受ける必要があります。
一方、手足全ての爪が白っぽくなっている場合には、肝硬変や腎臓疾患に伴う症状である可能性があります。