2008.12.17 Wednesday
異物肉芽腫
「異物肉芽腫(いぶつ にくげしゅ)」は、皮膚の内部に異物が侵入したことによって生じます。
皮内(体内)で消化できない異物が残存していると、その周囲に炎症細胞などが集まってきて線維化した肉芽組織を作ってしまう場合があるのです。
異物肉芽腫の原因となる異物には、金属、ナイロン、シリコン、刺青、鉛筆の芯、動植物の棘、毛髪など様々なものが考えられます。
皮膚の深い部位(皮下組織)に異物肉芽腫が生じていると、通常の診察だけでは診断が難しいため、超音波検査やCT検査などを行う場合もあります。
治療には、原因となっている異物を除去する処置(手術)が必要になります。
症状によっては、ステロイド剤を併用することもあります。