2008.11.18 Tuesday
成人型黄色肉芽腫
「黄色肉芽腫(おうしょく にくげしゅ)」は、若年性黄色肉芽腫という病名で知られており、出生時あるいは生後数ヵ月くらいに出現し、数年以内に自然消退することが多い良性腫瘍です。
「成人型黄色肉芽腫」は、青年期以降に出現する黄色肉芽腫であり、ほとんどが単発性です。
表面に光沢のある黄褐色または赤褐色調で、数mm大の半球状結節であることが多いです。
成人型黄色肉芽腫は、眼瞼黄色腫のように高脂血症を伴うことはありません。
若年性黄色肉芽腫と異なり、多発することは少ないのですが、自然消退しないことも多いようです。
外科的に切除し、病理組織検査によって特徴的な細胞の出現などを確認することで診断が可能になります。