2008.10.01 Wednesday
光線性花弁状色素斑
「光線性花弁状色素斑(こうせんせい かべんじょう しきそはん)」とは、20〜30歳代に多い症状であり、光老化による皮膚の慢性障害の一種です。
海水浴などで長時間日光に当たり、強い日焼け(サンバーン)を起こすと、1〜3ヵ月経った後に両肩から上背部にかけて、特徴的な形の小さな色素斑が目立ってくることがあります。
「コンペイ糖」のような形を「花弁状」と表現したことから「光線性花弁状色素斑」と呼ばれるようになりました。
「光線性花弁状色素斑」は、色白の人が激しいサンバーン(日焼けで赤くなる反応)を繰り返すことで生じると考えられています。
色黒の人や、サンタンを起こしやすい人(日焼け後すぐに黒くなる人)には生じにくいようです。
「光線性花弁状色素斑」は自然消退が期待できませんので、色白の人は紫外線による強いサンバーンを起こさないように、サンスクリーン剤の使用を心がけましょう。