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局面状類乾癬

局面状類乾癬(きょくめんじょう るいかんせん)」は「類乾癬」の一種であり「小局面状類乾癬」と「大局面状類乾癬」に分類されています。
いずれも中高年にみられることが多く、体幹大腿部といった日光の当たりにくい部位(非露光部)に生じます。

小局面状類乾癬」は、円形ガサガサした皮疹で、直径は5cm以下です。
表面に細かいシワが見られることがあり、淡い褐色調を呈します。

大局面状類乾癬」は、やや角ばった輪郭の楕円形で、直径は5〜10cm以上になります。
ピンク〜淡い褐色調で、表面はガサガサとして細かいシワが見られます。
徐々に増数して皮膚の萎縮が進むと、網目状の色素沈着を生じるようになり「多形皮膚萎縮ポイキロデルマ)」と呼ばれる状態になります。

多形皮膚萎縮を生じたり、かゆみが強くなった大局面状類乾癬は「菌状息肉症(きんじょうそくにくしょう)」と呼ばれる皮膚リンパ腫と同じ病態であり、悪性化している可能性が考えられます。

小局面状類乾癬では特に治療の必要はありませんが、大局面状類乾癬の場合は、菌状息肉症への変化を見落とさないためにも定期的な皮膚科専門医への通院が必要になります。
| 肌のあれこれ | 11:38 | comments(8) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
はじめまして。最近類乾癬の疑いを指摘され、ネット検索をしていて、このホームページを見つけました。
今、体幹に薄紅からすこし茶色かかったものが出始め、どんどん増えています。初め、アンテベートを処方され、まったく改善する気配がなく、一時中断し、生検して再度アンテベートを再開することになりました。生検の結果は典型的な所見はないけれど、一番疑わしいのは類乾癬だから悪性に移行しないか定期的に診ていくということでした。
自分の感覚としてはステロイドが効く感じがなく、それなのにステロイドを続けることが不安です。日光浴しようかとも思いますが、紫外線アレルギーもあるのでできないですし。
大学病院で診てもらっているのですが、他の病院に行った方がいいのか、といってもどこがいいのかもわからないのでただ不安な日々です。
ネットで情報を集めると、ステロイドを初めに塗っていくのは間違っていないというのは分かるのですが、セカンドオピニオン的に他の病院の見解も聞いたほうがいいでしょうか?それともややこしくなるし、当面今の病院で経過を見ていくほうがいいのでしょうか?
| ぶたさん | 2010/07/22 4:43 PM |
「ぶたさん」さんの質問に回答いたします。

このブログ上で診察をすることはできませんので、治療経過や治療に対する不安については、実際の症状を診察している担当医に伝えるようにしてください。
診断のために皮膚生検までして大学病院に通院している訳ですから、セカンドオピニオンを含めた今後の相談もしてみてはいかがでしょうか。

以下のブログも参考にしてください。

「ドクターショッピング」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=523899
| 副院長 | 2010/07/30 11:54 PM |
はじめまして。
「類乾癬」の症状についてお聞きします。
ネットで検索してみると、症状に痒みはないというのもあれば、痒みがあるというのもあります。また症状が出る時期というのは人によって違うのでしょうか?
私は2年前の12月頃に痒みが始まり、薄紅色になり、「類乾癬」の診断はなく、処方された塗り薬(その時はアンテベートではありませんでした)ですぐ症状が治まりました。
しかし、また、12月頃になると同じ症状が出始めたので同じ病院に行くと今回は「類乾癬の疑い」としてアンテベートを
処方され、症状は2,3日で治まりました。
冬の時期だけで、治まれば他の時期は出ません。
症状が一時的なので実感がないのが正直なところです。






| ユウユ | 2012/03/05 12:09 AM |
「ユウユ」さんの質問に回答いたします。

「類乾癬」という病名は、必ずしも単一の病態を表しているのではありません。
「苔癬状粃糠疹」に分類される「急性痘瘡状苔癬状粃糠疹(PLEVA)」や「慢性苔癬状粃糠疹(滴状類乾癬)」および「リンパ腫様丘疹症」、「局面状類乾癬」に分類される「小局面状類乾癬」または「大局面状類乾癬」があります。

それぞれ、症状や経過が異なりますので、診断には「皮膚生検」が必要になります。

以下のブログも参考にしてください。

「類乾癬」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=758246
「皮膚生検」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=343263
| 院長 | 2012/03/09 12:30 PM |
菌状息肉症というのは皮膚科専門医が見れば異常に気付くものなのですか?
実はお尻の臀部が数年前から黒っぽくなっており湿疹のようになっています。
変色の範囲は数年前から変わっていないのですが気になります。


| むら | 2013/06/27 3:15 AM |
「むら」さんの質問に回答いたします。

「菌状息肉症」というのは、皮膚に生じるリンパ腫の一種です。

診断は病理組織学的に行われるため、皮膚生検が必要になります。
ですから、通常の診察(視診や触診など)だけでは診断を確定することができません。

しかし、定期的に通院していると、治療の効果や症状の変化などから、担当医(皮膚科専門医など)が「菌状息肉症」を疑う可能性が出てくると思います。
そうすれば、皮膚生検を行うことになるので、確定診断が可能になる訳です。

以下のブログも参考にしてください。

「皮膚生検」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=343263
| 院長 | 2013/06/29 12:58 AM |
回答頂き感謝します。
実は2年ぐらい前に皮膚科専門医の先生に視診していただいたのですがその時皮膚が剥けている部分を一部ピンセットて採取して顕微鏡で見て頂いた事がありました。
その時はカビと診断されました。
これは生検とは言わないのですか?
| むら | 2013/07/02 12:42 AM |
再び「むら」さんの質問に回答いたします。

麻酔の注射をせずに採取できる皮膚というのは、表面の角質だけです。
ですから、痛みは無く出血も伴いません。
日常的な診察の中で行われている、水虫(足白癬)などの顕微鏡検査がこれに当たります。

一方の「皮膚生検」というのは、文字通り皮膚の生きた細胞を採取して検査を行うものです。
メスで皮膚病変を切除するには、痛みや出血が伴いますので、必ず麻酔の注射が必要になります。
切除する範囲(大きさ)によっては縫合が必要になりますので、通常は手術室や処置室で皮膚生検が行われているはずです。

以下のブログも参考にしてください。

「顕微鏡検査って何が見えるの?」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=353771
「皮膚生検」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=343263
| 院長 | 2013/07/02 12:02 PM |
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