2008.07.01 Tuesday
サンタン(遅発性黒化)
「サンタン」は「遅発性黒化」とも呼ばれ、日焼けで赤くなった部分の皮膚が数日後に黒くなる反応のことです。
(大量の紫外線を浴びた時に10〜20分間だけ皮膚が黒くなる「即時型黒化」とは作用機序が異なります)
紫外線の暴露から24時間以内に皮膚が赤くなる反応を「サンバーン(sunburn)」といいますが、サンバーンが治まってくると同時に、徐々に皮膚が黒くなる「サンタン(suntan)」の症状が現れます。
サンバーンが起こらなければサンタンは生じません。
サンタンを起こす原因となる紫外線は、UVBあるいはUVA-2と呼ばれる比較的短い波長の紫外線です。
サンタンの起こしやすさは遺伝的に決まっており、色黒の人に起こりやすいと言えます。
一般に、サンタンによる色素沈着は数ヵ月続きます。
また、サンバーンやサンタンを繰り返すと、加齢とともに老人性色素斑や光線性花弁状色素斑を生じると考えられています。
20歳を過ぎたら、サンスクリーン剤(日焼け止め)を使用するなど、紫外線対策を行うことをおすすめ致します。