2008.06.18 Wednesday
サンバーン(日光皮膚炎)
「サンバーン」は「日光皮膚炎」とも呼ばれ、いわゆる「日焼け」の状態を意味します。
皮膚に過剰な紫外線照射があると、真っ赤に腫れ上がったり(紅斑・腫脹)水ぶくれ(水疱)を生じてヒリヒリと痛くなります。
このような反応が「サンバーン(sunburn)」です。
サンバーンの症状は、紫外線暴露後12〜24時間でピークになります。
一方、数日後に黒く色素沈着を残す反応を「サンタン(suntan)」といいます。
サンバーンを起こす原因となる紫外線は、UVBと呼ばれる短い波長の紫外線です。
色白の人ほど表皮にメラニンが少ないため、サンバーンを起こしやすくなります。
水ぶくれを生じるような強いサンバーン反応は「熱傷」と同様であると思った方が良いでしょう。
サンバーンが全身に生じた場合には、発熱などの全身症状が現れることがあり、入院治療を必要とする場合もあります。
強いサンバーン症状を生じた場合には、できるだけ24時間以内に皮膚科専門医を受診し、治療を開始するのが望ましいです。
サンバーンを繰り返していると、「しみ」や「しわ」といった「光老化」の原因になりますので、UVBを防御できる十分なSPF値のサンスクリーン剤(日焼け止め)を使用するなど、紫外線対策にも気を配るように心がけましょう。