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インペアード・パフォーマンス


蕁麻疹アトピー性皮膚炎に代表されるような湿疹・皮膚炎、あるいは花粉症などのアレルギー症状を治療する場合、抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬)の飲み薬が非常に重要な役割を担っています。
抗ヒスタミン薬は、アレルギー反応を抑制し、かゆみを和らげる作用があるからです。

個人差はありますが、抗ヒスタミン薬には眠くなりやすいという欠点もあります。
また、最近になって「インペアード・パフォーマンス」が話題になってきました。

インペアード・パフォーマンス」とは、本人の自覚症状に関わらず、判断力や集中力が鈍っている状態のことです。
これに対応する適切な日本語はありませんが、「気付きにくい能力ダウン」などと表現されています。

インペアード・パフォーマンスは、飲み薬が脳血液関門を通過して脳内にどれくらい移行するかによって左右されます。
つまり、脳内のヒスタミン受容体占拠率が高くなる抗ヒスタミン薬ほど、眠くなりやすいだけでなく、判断力や集中力も鈍りやすいということです。

近年では、脳血液関門を通過しにくい新しいタイプの抗ヒスタミン薬が増えてきました。
しかし、アレルギー疾患で抗ヒスタミン薬を内服している患者さんは、自分で眠いと感じていなくても、インペアード・パフォーマンスによって判断力や集中力が低下している可能性があることを理解しておく必要があります。

クルマの運転などをされる場合には、飲酒運転が危険であるのと同じように、インペアード・パフォーマンスのリスクが少ない抗ヒスタミン薬(アレグラ錠など)を服用するように注意する必要があります。
実際に、アレグラクラリチンを除いた抗ヒスタミン薬の添付文書には「服用時の自動車運転等への注意」が記載されています。

上の写真は、東京・千鳥ヶ淵で昨日撮影した夜桜です。
(撮影:住吉孝二)
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