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アトピー性皮膚炎の原因遺伝子


近年、「フィラグリン」という肌の保湿に重要な役割を果たしているタンパク質の異常が、アトピー性皮膚炎の発症に関係していることが明らかになりました。

フィラグリンは皮膚の角質層を構成しているタンパク質の一種であり、フィラグリン遺伝子に異常な変化変異)が起こると、尋常性魚鱗癬を発症してしまいます。
尋常性魚鱗癬とは、フィラグリンが正常に産生されないため、全身の皮膚乾燥してガサガサになり、まるで魚の鱗(ウロコ)のようになってしまう遺伝性の皮膚疾患です。

アトピー性皮膚炎の患者さんの一部でも、フィラグリン遺伝子に変異が認められる頻度が高いことが分かってきました。
一部のフィラグリン遺伝子に変異が生じているだけでも、正常な角質層が形成されなくなり、皮膚のバリア機能が障害されてしまいます。
皮膚のバリア機能が障害されると、様々な刺激物質が皮膚に侵入しやすくなり、皮膚炎の慢性化につながるのです。

もちろん、この変異が全てのアトピー性皮膚炎の患者さんに見られる訳ではありませんし、フィラグリン遺伝子の変異だけで説明できるほどアトピー性皮膚炎の発症メカニズムが単純なものでもありません。
つまり、アトピー性皮膚炎の発症には数多くの遺伝子が関係していると考えられていますが、その一つとしてフィラグリン遺伝子の変異が確認されたという訳です。
例えば、アトピー性皮膚炎の場合には、子供アトピー性皮膚炎になりやすい乾燥肌になりやすい遺伝情報を生まれつき持っている可能性があるということになります。

上の写真は、東京・新宿御苑で撮影された「紅梅に雪」の一部です。
(撮影:住吉孝男)
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