2007.11.19 Monday
進行性指掌角皮症(手あれ)
「進行性指掌角皮症(しんこうせい ししょう かくひしょう)」とは、いわゆる「手あれ」のことですが、手湿疹(主婦湿疹)の一種と考えられています。
主に、利き手の人差し指と中指の指先がカサカサ乾燥するような軽い症状から始まり、徐々に亀裂を生じながら手の平全体に拡大します。
典型的な症状では、かゆみを感じることはほとんどありません。
悪化してしまうと、赤みを伴って痒くなり、手湿疹(主婦湿疹)の状態に至る場合もあります。
進行性指掌角皮症は、洗剤を用いた水仕事をよくする主婦や調理師、美容師、タイピストなど、指先に負担がかかる仕事をする人に多い症状です。
冬に悪化しやすく、もともと血行障害のある患者さんに生じやすいため、凍瘡(しもやけ)になりやすい人も注意が必要です。
治療には、原因となっている刺激を取り除くことが最も重要です。
また、こまめに保湿剤やハンドクリームを塗る努力も必要になります。
炎症が強く痒い場合にはステロイドの塗り薬を使用します。
症状によっては、ビタミンE製剤などの末梢循環を良くする飲み薬を併用することもあります。