2007.11.16 Friday
糖尿病・・・足の病変をチェック
糖尿病のコントロールが悪く、下肢の知覚低下を伴うような場合には、糖尿病性潰瘍や糖尿病性壊疽に至る可能性が高くなります。
鶏眼(うおのめ)や胼胝(たこ)、陥入爪などから小さな傷を生じていても、痛みが無いことから、放置していると容易に皮膚潰瘍化してしまうのです。
さらに、糖尿病の患者さんは感染症に対する防御力が低いため、足白癬や爪白癬、あるいは蜂巣炎(蜂窩織炎)などの細菌感染を起こしやすいので注意が必要です。
足の病変を悪化させてしまい、糖尿病性壊疽のような状態にしてしまうと、足や趾の切断を余儀なくされることもあります。
糖尿病の患者さんは自分の足を毎日チェックし、皮膚病変の早期発見・早期治療を心掛けましょう。
上の写真は、一昨日の「世界糖尿病デー」を記念してブルーにライトアップされた東京タワーです。
(撮影:住吉孝二)