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多形紅斑(重症型)

多形紅斑(たけい こうはん)」は「多形滲出性紅斑(たけい しんしゅつせい こうはん)」とも呼ばれ、2〜3週間で軽快する「軽症型」と、粘膜病変を含めた全身症状を呈する「重症型」の2種類があります。
今回は、「皮膚粘膜眼症候群」とも称される「重症型の多形紅斑」について説明します。

多形紅斑重症型)」では、突然高熱全身倦怠感などの全身症状とともに、急速に紅斑が出現します。
軽症型の多形紅斑に比べて炎症は浮腫が強いため、中央部が赤紫色、その外側に浮腫による白色部、さらに外側にくっきりとした赤色部という3重のリング状紅斑を生じることがあります。

多形紅斑(軽症型)の皮膚症状に加えて、口腔内などの粘膜にも急速に炎症が拡がり、水ぶくれびらんを生じるのが特徴です。
眼症状が悪化すると結膜の癒着が起こり、失明する場合もあります。
他にも、強い呼吸器症状消化器症状を起こす可能性があり、腎不全に至る場合もあります。

治療のため、早期入院が原則になります。
薬剤が原因として考えられる場合には、スティーブンス・ジョンソン症候群あるいは中毒性表皮壊死症TENといった重症薬疹に移行することがあるため、その薬剤の内服を可能な限り中止する必要があります。
重症度に応じて、大量のステロイド剤の点滴などを行いますが、重症熱傷のような症状に悪化している場合には集中治療室での全身管理が必要になります。
| 肌のあれこれ | 01:10 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
初めまして。
2日前(11/27)の朝に湿疹が出始め、翌朝には手足を除くほぼ全身に広がったため近所の皮膚科を受診しました。
その時点では唇もはれていたため、重症のスティーブンスジョンソン症候群を疑われ総合病院に紹介、受診をしました。
総合病院では、粘膜のはれも唇のみ(口腔内は変化なし)のためか、多形紅斑という診断で、プレドニゾロン30mgとステロイドの塗り薬を処方され、指示通り飲んで(塗って)います。
薬を飲み(塗り)始めて2日経ちますが、湿疹は手足にまで増え、元々あった湿疹も赤く大きく広がりつながったり、中心部が紫になるなど変化も起こっています。
すでに投薬による治療が始まっていても、このように湿疹は広がったりするものでしょうか?
また、原因は、10日前に打ったインフルエンザ予防接種ということは考えられますでしょうか?
| まきろん | 2011/11/29 11:37 PM |
「まきろん」さんの質問に回答いたします。

このブログ上で診察を行うことはできませんが、プレドニゾロン30mg/日の内服で治まらないほど重症な多形紅斑であれば、入院治療を考慮すべきではないかと考えられます。

なお、診察をしていない私には、症状の変化や経過、発症の原因などについて回答することは不可能です。
ですから、詳しい説明については、実際の症状を診察している担当医から受けるようにしてください。
| 院長 | 2011/12/05 11:56 PM |
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