CALENDAR
S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< November 2017 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
<< 水虫の再感染を予防しよう | main | 髪の毛に良い食べ物は? >>
扁平苔癬

扁平苔癬(へんぺい たいせん)」とは、平らに盛り上がった皮疹が、四肢や体幹の皮膚だけでなく口腔内や陰部などの粘膜にも生じることがある炎症性角化症です。
爪が薄くなるなど、爪の変形が見られることもあります。

扁平苔癬は、多彩な皮膚症状が慢性に経過するため、尋常性乾癬汗孔角化症などの疾患と鑑別が難しい場合があります。
口腔内外陰部などの粘膜部に白斑やびらんが生じた場合は、尋常性天疱瘡白板症硬化性萎縮性苔癬などとの鑑別が必要になります。
いずれにしても、皮膚生検を行うことで診断は確定します。

扁平苔癬の原因には、薬剤誘発性が比較的多いと言われています。
他には、C型肝炎骨髄移植歯科金属による金属アレルギーなどが原因として考えられています。
しかし実際には、原因が特定できないことが多いのが現状です。

原因が特定できた場合は、その原因を取り除くことが最も重要になります。
つまり、原因薬剤が見つかった場合には、その薬剤を中止します。
原因が見つからなかった場合は、ステロイド剤の塗り薬タクロリムス軟膏で治療します。
特に粘膜部の扁平苔癬には、タクロリムス軟膏が効果的です。
| 肌のあれこれ | 21:50 | comments(20) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
こんにちは、よろしくお願いします。
数年来、指と足の爪の変型を放置してきましたが、爪が割れるに至って、皮膚科にかかる事になりました。
爪の偏平苔癬と診断され、爪の根元の皮膚にアンテベートを塗り、夜はドレニゾンテープを貼っています。
もう治療を始めて2年近くになりました。

良くも悪くもならない状態です。原因がわからないので治療の方法がないと言われています。
この病気で、良くなった方はいらっしゃるのでしょうか?
一生このままなのかと不安になっています。
| さち | 2008/05/28 11:03 PM |
「さち」さんの質問に回答いたします。

そもそも「扁平苔癬」とは、原因不明で苔癬型組織反応を起こす皮膚病変に付けられた病名です。

扁平苔癬の診断をするためには皮膚生検を行う必要がありますが、「さち」さんのように爪の症状だけだと皮膚生検が難しく、皮膚生検を行ったことで爪が全く生えてこなくなる可能性もあります。

一般的な治療は、やはりステロイド剤が中心になります。
治りにくい場合には、免疫抑制剤の全身投与や光線療法などを行うこともあります。

しかし、扁平苔癬は生命に影響を及ぼすことが無いと考えられていますので、爪の変形を治療するだけのために副作用の強い治療を選択する価値は無いと思います。
ですから、副作用の少ない塗り薬による治療を継続することをおすすめ致します。

扁平苔癬の治療には長い時間を要する場合が多いのですが、自然に軽快してくることもある疾患ですので、必ず良くなると信じて気長に治療を続けてみてはいかがでしょうか。
| 副院長 | 2008/05/29 4:10 PM |
さっそくご返答をいただきまして、ありがとうございます。

やはり同じ治療を続けるしかないのですね。
頭では分かっても、出口の見えないトンネルをただただ歩いているようで、ため息が出ます。
でもそれしか無いのなら、続けるしかないですね。
いつ治るのか分からないので、正直投げ出したくなる時もあります。
でも気持ちを持ち直してがんばってみます。
| さち | 2008/05/29 5:55 PM |
29歳女性です。
外陰部にできものができ皮膚生検をした結果、硬化性萎縮性苔癬と診断されました。
年配の人に多いく、原因も分からないものだときかされました。
今ステロイド剤でデルモベート軟膏を皮膚の白くなっている部分に塗りながら様子を見ているところです。
1,2か月続けてみて様子が変わらないようであれば形成外科でとってしまった方が、これから何年も不安を抱えたまま過ごすより良いのではないかと担当の先生から言われています。
ネットで検索しても、珍しい病気だとか難病だとかあまり詳しく書かれていないので。
病名が分かる前までは、すぐに治るものだと簡単に考えていたのですが。
私くらいの年齢でこの病気になるのは珍しいのでしょうか?
良く分からない病気なだけに周りに言いづらいのですが。
なにか硬化性萎縮性苔癬というものについて教えていただけないでしょうか?
| みき | 2009/04/18 10:33 PM |
「みき」さんの質問に回答いたします。

20歳代に生じた「硬化性萎縮性苔癬」というのは、私には経験がありません。
高齢者に多い皮膚症状であるという印象があります。

最も心配なのは、やはり皮膚癌(有棘細胞癌)への移行です。
消失する可能性もあるのかも知れませんが、切除してしまうのが無難のようにも思えます。

詳しい説明は、診察を担当している皮膚科専門医(実際の皮膚症状や病理組織を確認している医師)から受けるようにしてください。

以下のブログを参照ください。

「有棘細胞癌」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=494323

「硬化性萎縮性苔癬」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=1027309

ちなみに「硬化性萎縮性苔癬」という疾患は、1887年に初めて「扁平苔癬の異型」として発表されたそうです。
現在では、それぞれ異なる疾患であると考えられています。
| 副院長 | 2009/04/21 6:15 PM |
はじめまして。

お忙しいところ失礼します。20代の男です。

皮膚科にて、亀頭の扁平苔癬の疑い、ということで現在グリメサゾン軟膏を処方されています。生検などはしてません。

そこでお伺いしたいのですが

・痛みもかゆみもなんともないのですが、扁平苔癬は全く無症状のこともあるのでしょうか?

・また皮膚科でタクロリムスの処方を希望すれば、出してもらえるのでしょうか?

よろしければお返事いただければうれしいです。
| みゅー | 2010/07/24 8:32 PM |
「みゅー」さんの質問に回答いたします。

「扁平苔癬」では、多彩な皮膚症状が現れる可能性があり、痒みなどの自覚症状が全く無い場合もあるでしょう。

なお、治療方針の決定は、実際の症状を診察した医師が判断すべきものであると思います。
このブログ上で診察をすることはできませんので、治療薬の決定に関してコメントすることもできません。
ですから、治療薬の選択に関しては、実際の症状を診察している担当医とよく相談するようにしてください。
| 副院長 | 2010/08/03 11:05 PM |
もう扁平苔鮮は治らないと思っています
私は足と手の爪が5本おかしいままです
小学校のころ発症し、病院でたらいまわしにされ、大学病院で2病院にて何針か縫い採取たところ、そう病名を言われました。
先生には「大人になったらなおるよ」「結婚したらなおるよ」「子供を生んだらなおるよ」なんて、なぐさめを言われ続けもう40歳がきそうです
ただ。。。周りの目がきになり飲食業などで働くのが怖いです。
今は薬ももらうのをやめました。が!本当に効く!ってのがあれば教えてください
| まこ | 2010/10/27 11:00 AM |
「まこ」さんの質問に回答いたします。

「扁平苔癬」というのは、慢性に経過する皮膚疾患です。
皮膚の症状も多彩ですが、その原因も様々なものが考えられます。

扁平苔癬の原因を特定できるのであれば、それを避ける工夫をするべきでしょう。
原因が分からない場合は、実際に現れている症状に応じて治療法を考慮する必要があります。
扁平苔癬を治療する専用の薬というのは存在しません。

すでに大学病院まで受診されているのであれば、実際の症状を診察している担当医と、今後の治療法についてよく相談されてはいかがでしょうか。
| 副院長 | 2010/11/08 9:40 AM |
 治療法というのがあるのでしょうか?
 薬もかゆいときに塗っていただけのような・・・現在は引越しもし先生とは疎遠になっております。
 薬というか、寒い時期に乾燥で皮膚がぱりぱりになったときに馬油を塗る程度になっています。
 普通の皮膚科に出向いてもきちんと薬をいただけなく(以前水虫と間違えられ薬をだされとんでもなく痛い思いをしたので)専門の皮膚科とはどういったとこでしょうか?
 幼いころかかかかっていた先生には「人にはうつらないし子供にも影響はない」といわれ、現在子供たちもかかってません。
 広島、岡山医大では診てもらいました。慢性として付き合うしかないんでしょうか。
| まこ | 2010/11/08 1:51 PM |
再び「まこ」さんの質問に回答いたします。

繰り返しになりますが、「扁平苔癬」の治療では、悪化原因(薬剤性・肝炎・金属アレルギーなど)が見つかればそれを回避することが最も重要になります。

原因が明らかでない場合には、ブログ本文中にも記載した通り、ステロイド外用薬やタクロリムス外用薬で治療する場合が多いと思います。
効果が不十分な場合は、光線療法(PUVA療法・ナローバンドUVB療法など)や免疫抑制剤の内服を併用することもあるでしょう。
他には、ジアフェニルスルホンの内服やテトラサイクリンの内服を試みる場合もあります。
また、副作用を考慮した上で、レチノイドを使用する場合もあると思います。

しかし、このブログ上では診察も治療も行うことはできませんので、実際の症状を診察している担当医と、よく相談するようにしてください。

なお、皮膚科専門医の資格を有している皮膚科医は、全国に5894名(2010年11月現在)います。
大学病院であれば、必ず皮膚科専門医がいるはずです。
詳しくは、日本皮膚科学会ホームページの専門医マップなどを参照ください。

「日本皮膚科学会」
http://www.dermatol.or.jp
| 副院長 | 2010/11/10 6:41 PM |
こんばんは。半年ほど前に突如下半身の複数個所に痒みが発生し赤く腫れ、数日間後に収まるというのを数ヶ月に1回程度の割合で繰り返していました。
数ヶ月前、原因であると思われる薬剤が判明し、その薬の使用を止めておりますが、紫茶色の痕がひかずとても悩んでいます。今日病院へ相談に行ったところ
「aristocort(塗り薬)」「Aerius」「cettec」を処方されました。現在痒みは全くなく痕のみ消えるのを祈っている毎日ですが、この治療法で治るのでしょうか?現在タイに住んでおり、とても不安に感じてます。何かアドバイス等ありますでしょうか?
| はちみつ | 2011/08/21 1:43 AM |
「はちみつ」さんの質問に回答いたします。

「扁平苔癬」の原因薬剤が判明し、それを中止できたのであれば、特に治療を行わなくても症状が軽快するのではないでしょうか。

もちろん、このブログ上で診察を行うことはできませんので、心配であれば医療機関で詳しい説明を受けるようにしてください。
診察をしていない私が「・・・この治療法で治るのでしょうか?」という質問に回答することは不可能です。
| 院長 | 2011/08/29 11:33 AM |
現在、中国に赴任しています。日本にいる時がら、足にかゆみがあり紫色の斑点が足の甲、ふくらはぎにありました。
中国にきてから、手の甲に水泡のようなものと、斑点がでてきて、現地の医者にいって、扁平苔癬と診断されました。口の中に白い物もでてきました。
直るのでしょうか。心配です。
| ノブ | 2011/12/03 3:57 PM |
「ノブ」さんの質問に回答いたします。

このブログ上で診察をすることはできませんので、診察をしていない症状の治療や経過について説明することは不可能です。

扁平苔癬であれば、その原因を除去することが重要であると思われます。
詳しくは、実際の症状を診察している担当医から説明を受けるようにしてください。
| 院長 | 2011/12/07 11:59 AM |
四、五年前から手の爪の表面が潰れ始めて、それからはまともな爪がはえてきません!一年に一本ぐらいのペースで手、足の爪にも同じ症状が現れています。やはり、体内で感染してしまう病気なのでしょうか?ちなみに病院で扁平苔癬と診断されました。他にも亀頭の周りの薄皮がむけたり、赤紫色になってたりしています。なにかアドバイスをお願いします。
| ぱぱ | 2014/04/01 5:01 PM |
「ぱぱ」さんの質問に回答いたします。

「扁平苔癬」というのは、ブログ本文中にも記載した通り炎症性角化症の一種であり、感染症ではありません。

このブログ上で診察を行うことはできませんが、すでに診断が確定しているのであれば、実際の症状を診察して「扁平苔癬」と診断した担当医からアドバイスを受けるべきだと思います。
| 院長 | 2014/04/02 12:30 AM |
10歳と7歳の子どものことで相談します。
まず、10歳の子のほうですが、3,4歳頃から冬にしもやけになり、春先に足の爪がはがれて徐々に再生した頃またしもやけになるという繰り返しで、ついに爪がほとんど生えてこなくなりました。去年からは手の爪も変形しはじめました。現在通院している皮膚科では、抹消循環障害といわれ、ドレゾニンテープを爪母に貼っていましたが、爪の専門医を紹介してもらい、そこで扁平苔癬といわれました。検査はしていません。その先生は、治らない、進行性なので頑張って薬を塗らないと手の爪もどんどん進行してくる、と言われました。足の爪は今まで通りテープを貼って、手の爪には1日2回ダイアコートを塗り続けるよう言われました。
また、7歳のほうですが、去年の冬にしもやけになりそれがきっかけで爪が変形してきました。こちらのほうはドレゾニンテープを貼り続けるようにいわれました。
兄弟でなったので、家で摂取する何かに原因があるのか聞いたのですが、原因はわからないといわれました。
そこで、先生のお考えを聞かせてほしいのですが、
,笋呂蠍彊を調べることは難しいでしょうか。たとえば歯磨きに使っている歯科用フッ化物配合ジェルや虫歯予防の詰め物のシーラントの可能性はあるでしょうか。
▲瀬ぅ▲魁璽箸歪瓦戮燭藝廼のレベルですが、子どもにずっと塗り続けて大丈夫なのでしょうか。
D泙寮賁膂紊某任討發蕕辰燭里任垢、治らないと言われたというと、親や友達から再度大学病院で診て貰った方が良いのではと薦められます。でもまた紹介状を書いてもらわないといけないので言い出しにくく、迷っています。
お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
| maki | 2014/05/28 1:59 PM |
「maki」さんの質問に回答いたします。

当然のことながら、このブログ上で診察を行うことはできません。
もちろん、診察をせずに診断や治療を行うことも不可能です。

「・・・原因を調べることは難しいでしょうか」という以前に、診断が確定していなければ、考えることも困難でしょう。
診断の確定には皮膚生検が必要になると思われますが、爪母という部位を考慮すると、生検をすることによって爪の変形を生じてしまう危険性があります。
また、年齢を考慮すると局所麻酔は困難であり、入院の上で全身麻酔となる可能性が考えられます。
ですから、それらのリスクを十分に考える必要があります。

ステロイド外用薬のランクは、部位と病変の症状から判断されますので、「・・・ずっと塗り続けて大丈夫なのでしょうか」という質問は、実際の症状を診察している担当医にするべきだと思います。

「また紹介状を書いてもらわないと・・・言い出しにくく」という点に関しては、私からコメントできることはありません。
| 院長 | 2014/05/28 9:11 PM |
本日(2014年5月28日)にて、当ページ「扁平苔癬」のコメント受付を締め切らせていただきます。

7年近い間に多数のコメントをいただき、誠にありがとうございました。
| 院長 | 2014/05/28 9:47 PM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/trackback/394054
トラックバック