2007.05.16 Wednesday
「紅斑」と「紫斑」の違い
虫さされや湿疹など皮膚の炎症によって生じる赤みを「紅斑」、ぶつけたりして生じるアザを「紫斑」と呼びますが、見ただけでは見分けが難しいことがあります。
「紅斑(こうはん)」とは、細かい血管が拡張し充血したことによって生じる皮膚の赤みです。
つまり、赤い色は拡張した血管内に増加した血液の色であり、上から圧迫すると血管が潰れて中の血液が移動するため、一時的に赤い色が消えます。
圧迫を外すと充血した状態に戻るため、再び皮膚が赤くなります。
一方「紫斑(しはん)」とは、皮膚または皮下組織への内出血です。
血液は血管の外に出てしまっているため、上から圧迫しても赤紫色は消えません。
皮内出血が起こってすぐの時は血液中のヘモグロビンの色が目立つため赤く見えますが、時間が経過すると徐々に紫色になり、さらにヘモジデリンの色である褐色調に変化します。
要するに、指で押して赤い色が消えるのが「紅斑」であり、指で押しても色が消えないのが「紫斑」なのです。