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ステロイドを塗ると皮膚が黒くなる?


時々「ステロイドを塗ると皮膚が黒くなる」と誤解している患者さんがいらっしゃいます。
これはステロイドの塗り薬によって皮膚の炎症が治まっていく過程で、炎症後色素沈着を生じているのです。
特にアトピー性皮膚炎などの慢性的な皮膚炎では、ステロイドを塗ることによって炎症を起こした皮膚の赤みが消えてくると、もともとあった色素沈着がより鮮明に目立ってくるため「ステロイドを塗ったら皮膚が黒くなった」と勘違いされやすいようです。

ですから、炎症を起こした直後にステロイドを塗り始めれば炎症後色素沈着はほとんど起こりませんが、治療せずに長い時間放置されていると炎症後色素沈着が強く生じます。
つまり、できるだけ早期に必要充分な強いステロイドを塗れば皮膚が黒くならずに済みますが、弱いステロイドを塗ったり塗らなかったりと不十分な治療しか行っていないと、結果的に長期間ステロイドを塗ることになり、さらには皮膚の黒さまで残ってしまうという訳です。

上の写真は現在待合室に展示している「椿と桜」の写真の一部です。
(撮影:住吉孝男)
| 院長ブログ | 22:30 | comments(7) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
ステロイド軟膏は油脂性期剤だから肌が黒ずむと聞いたのですがこれも間違いなのでしょうか?
| 紙島 | 2010/06/29 3:40 PM |
「紙島」さんの質問に回答いたします。

ステロイド外用薬には、油脂性基剤、乳剤性基剤(水中油型・油中水型)、水溶性基剤、ゲル基剤などがあります。
軟膏と表記された外用薬の大多数が油脂性基剤であり、ステロイド以外にも多くの外用薬が油脂性基剤に属しています。

しかし、残念ながら「油脂性期剤だから肌が黒ずむ」という話は聞いたことがありません。
| 副院長 | 2010/07/07 9:32 AM |
お答えいただき誠にありがとうございます。

軟膏は石油が原料なので黒ずむ、だからアズノール軟膏も黒ずむ…と、こう某ステロイド情報センターという所で電話で聞いたのでとにかく軟膏は何でも黒くなると思って忌避していました。

ではアズノール軟膏も黒くならないのでしょうか?
非ステロイド軟膏はかぶれるのでもう使ってませんが、念のため教えていただけないでしょうか?
| 紙島 | 2010/07/09 10:40 PM |
再び「紙島」さんの質問に回答いたします。

軟膏・クリーム・ローションなどと記載されている外用薬でも、ワセリンを使用している薬剤はたくさんあります。

市販されているワセリンには、純度の低い(白〜黄色に着色している)ものが多数出回っていますが、医療機関で処方するような外用薬は、精製された非常に純度の高いワセリンが使用されています。
例えば、アズノール軟膏も以前は濃い青色でしたが、より精製されたワセリンが使用されるようになってからは、透明度の高い青色の製剤に変わりました。

純度の低いワセリンを使用した場合、皮膚にどの程度の影響があるのかは私には分かりませんし、そのような実験や研究の話も聞いたことがありません。
より細かな薬剤の効果については、薬剤師や製薬メーカーなどに問い合わせた方が詳しい説明を受けられるのかも知れません。
| 副院長 | 2010/07/16 12:28 PM |
>医療機関で処方するような外用薬は、精製された非常に純度の高いワセリンが使用されています。

そうでしたか!
これでステロイド軟膏もワセリンも安心して使えます。
ありがとうございました。
| 紙島 | 2010/07/16 10:37 PM |
数ヶ月前から、手荒れのため皮膚科で処方された塗り薬をぬっていました。(ケースに入れて渡されるのでどのような名前の薬かわかりません。)
お風呂あがりに、一度のペースで塗っていました。
そして、ここ数日旅行から帰ってきたら、手の甲が赤くなり、あきらかに今までのわたしの肌色ではなく赤茶色になり少しヒリヒリします。
連休中で、皮膚科にもいけず、このまま治らないのかと泣きそうです。
| 船木 | 2013/05/04 10:18 PM |
「船木」さんのコメントに回答いたします。

どのような治療が行われているのか、患者としては知る権利がありますし、治療内容が分からないのは不安ですよね。

数ヶ月も湿疹が治っていないのであれば、外用薬を変更するなど、治療方針を見直す必要があるのかも知れません。
実際の症状を診察している担当医と、よく相談するようにしてください。
| 院長 | 2013/05/10 10:15 AM |
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