「
皮膚石灰沈着症(ひふ せっかい ちんちゃくしょう)」とは、
皮膚の一部にカルシウムの沈着が起こり、
白くボコボコした硬い結節ができる病気です。
強皮症や
皮膚筋炎などの患者さんに比較的多く見られます。
悪性腫瘍などで骨が破壊されてしまった場合にも生じます。
この場合は血液中のカルシウム濃度が上がるため、皮膚だけでなく内蔵にまで石灰沈着を起こします。
中高年の男性では、特に原因も無く
陰嚢の皮膚に白いボコボコした塊がたくさん生じる「
陰嚢石灰沈着症」と呼ばれる症状もよく見かけます。