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ステロイド外用でもリバウンドが起こる?


アトピー性皮膚炎などの治療の途中でステロイドの塗り薬を中止してしまうと、当然のことながら症状は悪化してしまいます。
特に症状の悪化している時に急にステロイドの外用を中止してしまうと、急激な皮膚症状の悪化を起こしてしまい、「これはリバウンドでは?」と不安になる患者さんもいらっしゃいます。

ステロイド剤とは、副腎皮質から分泌されるホルモンに似た物質を人工的に作り出した薬剤です。
ですから、飲み薬などで大量にあるいは長期に使用していると、副腎皮質からホルモンが分泌されなくなってしまいます。
その状態で急にステロイド剤の使用を中止してしまうと、急激に症状の悪化が起こります。
これが「ステロイドによるリバウンド」です。
つまり、リバウンドとは飲み薬などで全身にステロイド剤を投与された時に起こる症状であり、塗り薬でリバウンドが起こるとは通常では考えられません。

上の写真は、現在待合室に置いているチューリップです。
(撮影:住吉孝二
| 院長ブログ | 11:00 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
先日、診察にお伺いしたYamと申します。

リバウンドは外用薬では起こりにくいのですね。
処方されて使っているジフラールが、儀strongestなので四肢への塗布に使うにも強い抵抗感が有ったのですが、すこし安心しました。(しかし劇薬である事は確かなので注意して使います)

受診の際申し上げました、DHA・EPA配合の痒み止め、皮膚炎治療薬は、【ダイアフラジン】という薬でした。
http://www.naigai-ph.co.jp/diafrajin/
痒みの収まりはとても良いのですが、魚特有のにおいが後に残ります。(苦笑)
でも背に腹替えられず一部ステロイド吸収率の高い部位に使用しています。

今後ともよろしくお願いします。
| Yam | 2007/03/09 3:14 PM |
「Yam」さんの使用している市販薬は、ブフェキサマクという有効成分を配合しています。
ブフェキサマクとは、代表的な非ステロイド抗炎症薬であり、当クリニックでも処方することがあります。
しかし、市販薬の場合は多数の添加物を含んでいたり、パラベンなどの防腐剤も添加してありますので、それを理解した上で使用してください。
また、保険診療で処方される薬剤と同じ成分であっても、市販薬の場合は10倍くらい高価になってしまうのも難点です。

下記「非ステロイド抗炎症薬(塗り薬)」のブログも参照ください。
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?day=20061220
| 副院長 | 2007/03/09 11:05 PM |
副院長のブログを拝見して不安だったことが解消され、また勉強にもなりました。ありがとうございます。

質問があるのですが、去年足を怪我して炎症になってそれが広がり、今度は全身(頭、手、首等)まで湿疹が出来て、それが断続的に続いています。主にステロイド剤数種、抗生剤を使って治療中です。蕁麻疹も出来やすいため、薬剤師に相談し、新レスタミン軟膏もぬっています。数年前から蕁麻疹が出来やすくなり、長年エマゼンクリームやその他塗り薬を継続的に広範囲で使用してきました。元々は湿疹もできにくい体質だったのですが、突然、体質が変わったのかそれとも長年多種の塗り薬を使用した事が原因か。ステロイドのリバウンドがない、塗り薬の耐性もないと言うことを知った今も、またひどい湿疹ができるんじゃないかと不安に怯えています。診察もなく、これだけの情報では答えにくい質問だと思いますが、宜しくお願いします。

追記なのですが、上記のような症状をかかえてから少しの刺激で湿疹ができるようになりました。脇をシェーバーで剃った後、服を着ていたら赤く腫上って我慢しがたい痛みとかゆみが出ました。これが始めてです。診察してもらうのが一番と分かっていても、診察もお休みでどうしていいのかわかりません。オロナインやアロエ軟膏がいいと聞いたので塗ってみましたが、殆ど効果が見られず、夜も眠れないくらいで、手持ちの薬でなんとかならないかと吸収率等色々調べて脱毛後にリンデロンをもらったという話を読んでよくないとはわかっていつつもリンデロンVをぬりました。色素沈着も怖くて我慢出来なかったので。strong以上は避けてリドメックスローションやキンダベート、ダラシン等から選んだのですが、即使用を中止すべきでしょうか。塗ってからかゆみ、痛みも大分軽減されて楽になりました。
身勝手な質問ですが、誰にも相談できなくて、勇気を出して書き込みました。長々とすみません。
| マコト | 2009/05/23 12:23 PM |
「マコト」さんの質問に回答いたします。

皮膚の症状だと思いますので、現在受診している担当医とよく相談してみてください。
当然のことですが、薬剤師は医師ではありません。

通常、蕁麻疹に塗り薬は効果がありませんので、以下のブログも参考にしてください。

「慢性蕁麻疹」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=212659
| 副院長 | 2009/05/27 10:33 AM |
>リバウンドとは飲み薬などで全身にステロイド剤を投与された時に起こる症状であり、塗り薬でリバウンドが起こるとは通常では考えられません

そんなことはありませんよ。
当方ブログご参照ください。
http://blog.m3.com/steroidwithdrawal/20091021/_Dr.Cork_
http://blog.m3.com/steroidwithdrawal/20091021/_Dr.Kligman_
| moto-tclinic | 2009/10/24 10:12 AM |
「moto-tclinic」さんのコメントに回答いたします。

ステロイド外用薬の使用によって皮膚のバリア機能が低下するという事実などは、現在では常識になっていると思います。
しかし、35年前の論文に「steroid addiction」についての記述があったからといって、その内容が現在の常識になっているとは限りません。

2009年に日本皮膚科学会から発表された「アトピー性皮膚炎治療ガイドライン」には「ステロイド外用薬を適切に使用すれば、日常診療における使用量では、副腎不全、糖尿病、満月様顔貌などの内服薬でみられる全身的副作用は起こり得ない。」と明記されています。

もし、治療薬を適切に使用しないことを前提とするのであれば、全ての薬剤において重大な副作用が生じる可能性があるでしょう。
私は、現在の時点で常識となっている一般論について、このブログに掲載しているつもりです。

ステロイド外用薬に対する新たなご意見を発信されたいのであれば、個人のブログへコメントするのではなく、日本皮膚科学会などへ問い合わせたり、ご自身で論文を発表(投稿)されてはいかがでしょうか。
| 副院長 | 2009/10/26 10:37 AM |
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