CALENDAR
S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< November 2017 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
<< アトピー性口唇メラノーシス | main | 円形脱毛症(単発型) >>
塗り薬:使用量の目安

ほとんどの塗り薬(外用薬)は、皮膚に吸収されて初めて薬の効果が出ます。
塗る量が少な過ぎると十分な効果は得られませんが、たくさん塗れば早く効果が出るというものでもありません。
では「塗り薬は、どれくらいの量を塗るのが適切なのでしょう?


チューブに入った塗り薬の場合、人差し指の第1関節の長さまで出した軟膏の量約0.5gです。
この0.5gの軟膏で、成人の両手の面積くらいの範囲に塗るのが目安になります。


では「塗る回数は、どれくらいが適切なのでしょう?
当然ながら皮膚の症状や塗り薬の種類によって塗る回数も異なるのですが、1日2回の外用が一般的です。
それ以外の塗り方をする必要がある場合には、必ず医師から説明があるはずです。
例えば、手湿疹などで手のひらに塗り薬を使用する場合には、1日に何度も塗らないと効果がありません。
なぜなら、手のひらは角層が非常に厚いために塗り薬がなかなか浸透せず、更に手を洗うことで外用薬が洗い流されてしまうからです。
| 院長ブログ | 21:00 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
長文失礼します。
先日新聞でこんな記事がありました。
成人でアトピーを発症した患者が、皮膚科に行って治療しても良くならず鬱状態になっていった。しかしある皮膚科の先生に出会って治療することによって、アトピーを良い状態にコントロールできるようになった。
その治療というのは、今までの皮膚科と特に変わった薬を使うわけではない。唯一違う点は薬の使い方を徹底的に指導すること。


私の母は花粉症で目薬を使っていたのですが全く症状が改善しませんでした。そしてこれも先日新聞に載っていたことなのですが、・正しい目薬の仕方を知っているのは1割以下・この記事を見て早速正しい目薬のさしかたを行ったら、目のかゆみがかなり改善していったようです。

これらのことを見て私は、お医者さんは患者の症状に対してだけ対応してしまっているのではないかと思いました。外用剤なら、ただ・朝晩使って下さい・だけでなく、もっとそれをどの順番で、どのくらいの量で、どのようにして肌に塗るのか実践して教えるべきだと思います。

また問診をもっと活用すべきです。
今飲んでる薬や病歴だけでなく、皮膚科にくる患者さん達は一体どのような生活習慣を送っているのか、食生活、睡眠、運動、スキンケアの仕方など、細かく聞いた方が良いと思います。

というのも私自身、脂漏性皮膚炎に何年もかかっていたのですが、新聞に載っていた・正しい睡眠のとり方・を実践して、日に日に肌の状態が良くなりました。
食事・睡眠・運動が寿命に影響するなら、当然それらが肌に大きな影響を与えてもおかしくないではずです。

最近増えているアレルギー疾患もこの問診の徹底で、原因の追究の一助になるのではないでしょうか。なぜなら全ての皮膚科がこれを行えば、数年でかなりの患者の生活習慣を知ることができるからです。

湿疹だからステロイド、ニキビだからダラシン、脂漏性皮膚炎だから二ゾラールではなく、正しいスキンケアや生活習慣全体を含めての指導が必要だと思います。

長文失礼しました。
| パン | 2010/04/25 12:29 PM |
「パン」さん、コメントありがとうございます。
そして、皮膚症状が改善してきて良かったですね。

患者さん個人の生活習慣、食生活、睡眠、運動、スキンケアの仕方・・・、全てを管理・指導することができれば、それが望ましいですね。
一般社会において、医療機関以外にそのような役割を果たしているのは、母親であったり、学校の先生であったり、先輩であったり、地方の自治体や福祉施設であったり様々でしょう。

当クリニックでも、できる限り患者さんの訴えに耳を傾け、問題点を改善できるように努力しているつもりです。
しかし、診察する度に患者さん個人の生活習慣を全て見直すことは困難であり、皮膚科医である私の能力をはるかに超えた行為であると思われます。

私自身、患者さんが納得できるまで話を聞き、十分に理解できるまで説明や指導を行うように心掛けていますが、同時に、診察を待っている患者さんからの「あと何分待たせるんだ・・・」といった苦情の対応に苦慮しているというのが医療の現場の実情でしょう。

今までも、短い診察時間の間に少しでも十分な説明ができるように、模型やグラフを用いた解説や小冊子を用いた説明を行っていました。
しかし、診察が終わってから不安に感じられたり、疑問点を生じる患者さんがいることを考慮し、約3年半前にこのブログを開始しました。
必要に応じて当ブログの内容をプリントしてお渡しするようにしています。

「皮膚科ブログの目次」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=627318

「パン」さんの言う、患者さんの生活習慣から見直した指導を提供していくのは、現状の医療保険制度においての課題と言えるでしょう。
完全予約制として長時間の診察時間を確保できるような福祉施設などを作り上げれば可能かも知れません。

「パン」さんのような考えを持った方が、医療に関わる仕事の指導者になられることを願っています。
| 副院長 | 2010/04/29 1:10 PM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/trackback/252983
トラックバック