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尋常性白斑

尋常性白斑(じんじょうせい はくはん)」とは、正常皮膚との境界がはっきりした完全脱色素斑です。
メラニンをつくる細胞であるメラノサイトの消失などにより生じます。
毛髪のある部位に生じると白髪になります。

尋常性白斑には、全身に生じる汎発型と皮膚の神経分布に沿って生じる分節型があります。
分節型の多くは若年者に生じ、自然軽快することもあります。

甲状腺疾患貧血糖尿病などにも合併することがあります。
甲状腺疾患の合併は比較的多いため、甲状腺機能の検査を受けた方が良いでしょう。

治療には外用療法光線療法皮膚移植術などがあります。
外用療法としては、ステロイドの塗り薬ビタミンD製剤の塗り薬が効果的です。
光線療法には、PUVA療法またはナローバンドUVB療法という紫外線療法があります。
移植手術は、治療効果の良くない分節型尋常性白斑に対して行われます。

日光による紫外線暴露は、周囲の正常皮膚を日焼けさせるため白斑がかえって目立つようになりますので、外出時には日焼け止めを塗るように心がけましょう。
| 肌のあれこれ | 14:00 | comments(15) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
私は白斑のようです。
背中がひどいです。
たぶん昔からなのですが気にせず生きてきて、最近気になって 皮膚・色・まばら で検索したら白斑という病気にたどり着きました。小学校ぐらいから一部分だけ白髪が生えています。
いろいろ調べましたが一生治らないみたいですね。
一度も病院に行ったことが無いのですが、行ったほうがいいですよね。
病気だと知り、改めて体のいろいろな部分を見てみました。まだ薄いですが白くなっている部分があります。
どんどんひろがっていくんですか?

長々すみません。
| mai | 2009/07/18 9:58 PM |
「mai」さんの質問に回答いたします。

先天性(生まれつき)ではなく、後天性(成長とともに)の脱色素斑を生じているのであれば、尋常性白斑である可能性があります。

尋常性白斑の場合、皮膚の症状(見た目の白斑)だけであれば特に問題ありませんが、甲状腺疾患などを併発している場合もありますので、血液検査を行っておいた方が良いでしょう。

治療法については、ブログ本文に記載した通り、外用療法や光線療法などがあります。
体の左右あちこちに白斑が出現する「汎発型」であれば、比較的治療に反応すると思います。
| 副院長 | 2009/07/22 10:14 AM |
ご回答ありがとうございました。
このブログを通して病気のことを詳しく知れたので、とても感謝しています。ありがとうございました。
| mai | 2009/07/23 11:11 AM |
はじめまして。
息子が3か月検診で白斑で神経系の病気かもしれないから
皮ふ科でみてもらって…と言われました。
近所の皮ふ科で診てもらっても『白斑かなぁ。違うかも』
と経過観察と言われました。
どうしても不安で大きな病院の皮ふ科を受診したのですが、
『アトピー性皮膚炎になる可能性のある乾燥性皮ふ湿疹』と
白斑を指摘された箇所とは違う場所の治療を始められてしましました。
白斑とはそんなに見分けづらい症状なのでしょうか。
親としては心配でたまらなく、自分でもそんなに心配症な己を情けなく思う毎日です。
素人目には『正常皮膚との境界がはっきりした完全脱色素斑』に見えるのですが。

先生のクリニックに行けば、診断していただけるのでしょうか。
お忙しいところ、長々とすみません。
| いしやな | 2010/07/21 10:57 AM |
「いしやな」さんの質問に回答いたします。

このブログ上で診察を行うことはできませんので、他の医療機関での診察内容に対して詳しいコメントをすることはできません。

「アトピー性皮膚炎になる可能性のある・・・」というのが「単純性顔面粃糠疹(はたけ)」のことであれば、乾燥を防ぐように保湿を心がけるだけで良いでしょう。

「神経系の病気・・・」というのが「結節性硬化症」のことであれば、てんかんや精神発達遅滞を併発する疾患であるため脳神経内科を受診する必要があります。
この場合、皮膚症状として葉状白斑が見られる可能性があります。

「尋常性白斑」であれば、その分布から「汎発型」と「分節型」に分類されます。
小児であれば「分節型」が多いと思います。
また、甲状腺疾患などが併発している可能性があるため、血液検査を行う場合もあります。

いずれにしても、白斑があるだけであれば、皮膚科的には見た目以外に特に大きな問題はありません。

「単純性顔面粃糠疹(はたけ)」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=318015
| 副院長 | 2010/07/28 12:03 PM |
お忙しい中、ご回答ありがとうございました。
やはり白斑であるというだけでは、
重たい病気ではないのですね。

甲状腺疾患なり、神経性の疾患であるとしても
もう少し経過を観察してみることにします。
詳しい検査を受けた方がよいのかも
現在かかっている医師に相談してみます。
| いしやな | 2010/07/29 4:04 PM |
3歳の娘が白斑と先日診断されました。
生まれつき、大人の手のひら程の巨大色素性母斑が背中にあり、それを6ヶ月と1歳半の2回に分けて切除したのですが、その切除痕に沿った形で縦15センチほどの楕円形の白斑となってしまいました。
白斑と切除手術の関連は明確ではないと担当医師は言うのですが、ここ2ヶ月で傷跡のカーブに沿った形で急に色が抜け拡大しています。母斑切除をしなかったら発症しなかったのではないかと後悔の日々です。このような事例ご存知でしたら教えていただけますか?
| linus | 2011/09/17 9:56 AM |
「linus」さんの質問に回答いたします。

現在の症状が「尋常性白斑」であるならば、皮膚の神経分布(Blaschko線)に沿って生じる「分節型の尋常性白斑」ということになるのでしょう。
「巨大色素性母斑」を切除する場合、このBlaschko線に沿って切開する可能性が高いため、当然ながら切開線にそって「分節型の尋常性白斑」が生じることも考えられると思います。

また、中央の母斑に対するサットン反応である可能性も考えられるかも知れません。
いずれにせよ、巨大色素性母斑を放置したことで皮膚癌が発生し、寿命を縮める結果になっては本末転倒ですから、無事に手術が行われたことをで安心すべきではないでしょうか。

以下のブログも参考にしてください。

「サットン白斑」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=616820
「巨大色素性母斑」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=803371
| 院長 | 2011/09/26 11:45 PM |
きょうこのブログを見つけて、すがる思いでご相談いたします。

うちの息子(27歳)の右の脚の内側(ふともも)に5センチほどの白斑が2つと2センチほどの丸い白斑が3つほどと、同じ脚のひざの裏に10センチほどの白斑があるのを発見しました。
もともと色の白い肌をしているので、いままで気がつかなかったのですが、痛くもかゆくもないらしいのですが、気になっていろいろ調べました。どうも「尋常性白斑」みたいです。

まだ病院に行って診察していません。

実は、2008年に「甲状腺機能亢進症」と診断されて、メルカゾールを現在1錠、飲んでおります。

住吉先生のご説明文に「甲状腺機能亢進症の合併」もあることが書かれてありました。

いまのところ、右脚にだけ白斑があるようですが、これ以上広がるのでしょうか?

| 西山 | 2012/05/09 12:48 PM |
「西山」さんの質問に回答いたします。

右下肢のみに生じている「尋常性白斑」であれば、同じ神経領域に生じる「分節型」であると考えられます。
分節型の尋常性白斑であれば、その神経領域だけにしか生じないと考えられ、自然軽快も期待できる可能性があります。

どのような治療を選択するかは、実際の症状を診察した担当医と相談するようにしてください。
| 院長 | 2012/05/15 10:04 PM |
小学生の頃から発症し、治療をしていましたが進行の方が早く
治療を諦めました。現在23歳でほぼ全身真っ白です。

しかし、顔の両頬と肩にほんのわずか残っております。
顔に関しては、女なのでとても気になるので
どうしても無くなって欲しいです。

逆に脱色したり出来るものなのですか?

ちなみに橋本病と診断も受けてます。
| あやこ | 2012/07/10 6:55 PM |
「あやこ」さんの質問に回答いたします。

故マイケル・ジャクソン氏は、尋常性白斑の治療よりも脱色させる方を選択したと言われています。
実際、このような選択をする患者さんは多数いらっしゃいます。
その人の人生にとって有益であるならば、紫外線防御を徹底させることを条件に、脱色に力を入れてみるのも選択肢の1つでしょう。

実際の症状を診察している担当医(皮膚科専門医)、または美容外科医(形成外科医)とよく相談してみてください。
| 院長 | 2012/07/16 6:09 AM |
私はストレスから突然左胸から背中へ白班が広がっています。診察をすると(尋常性白班)でした。

かかりつけのお医者さんの紹介で行った病院では紫外線療法を進められましたが、かかりつけのお医者さんは「紫外線療法は発ガン性があるからあまりオススメはできない」と言われました。

最近は以前よりも広がってる感じがします。

できるなら治したいですが、発ガン性があるとなると正直怖いです。紫外線療法以外で何か良い治療方はありませんか?また(甲状腺機能亢進症)が合併するとどんな症状が起こりますか?
ちなみに私はアトピー性皮膚炎と貧血持ちです。

分かりにく文章ですが、先生回答お願いします。乱文失礼しました。
| ソフィア | 2013/07/13 12:53 AM |
「ソフィア」さんの質問に回答いたします。

尋常性白斑の治療については、ブログ本文中に記載した通りです。
症状に応じてステロイド外用薬を使用したり、近年ではビタミンD3製剤の外用もよく行われています。
何年も症状に変化が無いような場合は、皮膚移植術(Suction blister)を行う場合もあります。

あらゆる疾患の治療について言えることだと思いますが、その治療に効果(作用)があれば、多少なりとも副作用(生じて欲しくない作用)もあるはずです。
それを作用(有効性)と判断するか副作用と判断するかは、その人の症状によっても異なってくる可能性があります。
通常は、有効性が副作用を大きく上回る場合に治療として選択すると思います。

なお、甲状腺機能亢進症の症状には、眼球突出や頻脈などがあると思われますが、これらについては内科の担当医から詳しい説明を受けるようにしてください。
| 院長 | 2013/07/18 5:30 AM |
本日(2013年7月18日)にて、当ページ「尋常性白斑」のコメント受付を締め切らせていただきます。

6年半にわたり多数のコメントをいただき、誠にありがとうございました。
| 院長 | 2013/07/18 5:33 AM |
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