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尋常性白斑

尋常性白斑(じんじょうせい はくはん)」とは、正常皮膚との境界がはっきりした完全脱色素斑です。
メラニンをつくる細胞であるメラノサイトの消失などにより生じます。
毛髪のある部位に生じると白髪になります。

尋常性白斑には、全身に生じる汎発型と皮膚の神経分布に沿って生じる分節型があります。
分節型の多くは若年者に生じ、自然軽快することもあります。

甲状腺疾患貧血糖尿病などにも合併することがあります。
甲状腺疾患の合併は比較的多いため、甲状腺機能の検査を受けた方が良いでしょう。

治療には外用療法光線療法皮膚移植術などがあります。
外用療法としては、ステロイドの塗り薬ビタミンD製剤の塗り薬が効果的です。
光線療法には、PUVA療法またはナローバンドUVB療法という紫外線療法があります。
移植手術は、治療効果の良くない分節型尋常性白斑に対して行われます。

日光による紫外線暴露は、周囲の正常皮膚を日焼けさせるため白斑がかえって目立つようになりますので、外出時には日焼け止めを塗るように心がけましょう。
| 肌のあれこれ | 14:00 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
私は白斑のようです。
背中がひどいです。
たぶん昔からなのですが気にせず生きてきて、最近気になって 皮膚・色・まばら で検索したら白斑という病気にたどり着きました。小学校ぐらいから一部分だけ白髪が生えています。
いろいろ調べましたが一生治らないみたいですね。
一度も病院に行ったことが無いのですが、行ったほうがいいですよね。
病気だと知り、改めて体のいろいろな部分を見てみました。まだ薄いですが白くなっている部分があります。
どんどんひろがっていくんですか?

長々すみません。
| mai | 2009/07/18 9:58 PM |
「mai」さんの質問に回答いたします。

先天性(生まれつき)ではなく、後天性(成長とともに)の脱色素斑を生じているのであれば、尋常性白斑である可能性があります。

尋常性白斑の場合、皮膚の症状(見た目の白斑)だけであれば特に問題ありませんが、甲状腺疾患などを併発している場合もありますので、血液検査を行っておいた方が良いでしょう。

治療法については、ブログ本文に記載した通り、外用療法や光線療法などがあります。
体の左右あちこちに白斑が出現する「汎発型」であれば、比較的治療に反応すると思います。
| 副院長 | 2009/07/22 10:14 AM |
ご回答ありがとうございました。
このブログを通して病気のことを詳しく知れたので、とても感謝しています。ありがとうございました。
| mai | 2009/07/23 11:11 AM |
はじめまして。
息子が3か月検診で白斑で神経系の病気かもしれないから
皮ふ科でみてもらって…と言われました。
近所の皮ふ科で診てもらっても『白斑かなぁ。違うかも』
と経過観察と言われました。
どうしても不安で大きな病院の皮ふ科を受診したのですが、
『アトピー性皮膚炎になる可能性のある乾燥性皮ふ湿疹』と
白斑を指摘された箇所とは違う場所の治療を始められてしましました。
白斑とはそんなに見分けづらい症状なのでしょうか。
親としては心配でたまらなく、自分でもそんなに心配症な己を情けなく思う毎日です。
素人目には『正常皮膚との境界がはっきりした完全脱色素斑』に見えるのですが。

先生のクリニックに行けば、診断していただけるのでしょうか。
お忙しいところ、長々とすみません。
| いしやな | 2010/07/21 10:57 AM |
「いしやな」さんの質問に回答いたします。

このブログ上で診察を行うことはできませんので、他の医療機関での診察内容に対して詳しいコメントをすることはできません。

「アトピー性皮膚炎になる可能性のある・・・」というのが「単純性顔面粃糠疹(はたけ)」のことであれば、乾燥を防ぐように保湿を心がけるだけで良いでしょう。

「神経系の病気・・・」というのが「結節性硬化症」のことであれば、てんかんや精神発達遅滞を併発する疾患であるため脳神経内科を受診する必要があります。
この場合、皮膚症状として葉状白斑が見られる可能性があります。

「尋常性白斑」であれば、その分布から「汎発型」と「分節型」に分類されます。
小児であれば「分節型」が多いと思います。
また、甲状腺疾患などが併発している可能性があるため、血液検査を行う場合もあります。

いずれにしても、白斑があるだけであれば、皮膚科的には見た目以外に特に大きな問題はありません。

「単純性顔面粃糠疹(はたけ)」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=318015
| 副院長 | 2010/07/28 12:03 PM |
お忙しい中、ご回答ありがとうございました。
やはり白斑であるというだけでは、
重たい病気ではないのですね。

甲状腺疾患なり、神経性の疾患であるとしても
もう少し経過を観察してみることにします。
詳しい検査を受けた方がよいのかも
現在かかっている医師に相談してみます。
| いしやな | 2010/07/29 4:04 PM |
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