2006.12.19 Tuesday
凍瘡(しもやけ)
いわゆる「しもやけ」のことですが、「凍瘡(とうそう)」といいます。
10℃以下の寒冷刺激により、手先・足先・耳・頬などに多く見られます。
寒冷刺激によって皮膚の血管は一時的に収縮しますが、動脈は静脈よりも早く元に戻ろうとするため「うっ血」を起こします。
「うっ血」して行き場の無くなった血液が、皮膚内に滲出液として漏れてくるため、むくみや炎症が生じる訳です。
子供では浮腫(むくみ)が多く、大人では炎症を起こして痒くなることが多いです。
寒冷刺激を避けるために手袋や厚手の靴下を使用するなどに気を使い、マッサージをよく行うようにしましょう。
ビタミンE製剤などの末梢循環を良くする内服薬も効果的です。
炎症が強く痒い場合にはステロイドの塗り薬を使用する場合もあります。