2006.12.08 Friday
乳児湿疹(乳児皮膚炎)
生後2週間から数ヵ月にかけては様々な原因で皮膚炎を起こしやすく、それらをまとめて「乳児湿疹」と呼びます。
乳児湿疹の原因には、脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎、カンジダ症などがあります。
脂漏性皮膚炎の場合は、生後2週目くらいから頭や額を中心に黄色い痂皮(かさぶた)がベッタリこびり付いた様になります。
口の周りだけの湿疹であれば、よだれによる接触皮膚炎であるかも知れません。
湿疹を繰り返しなかなか良くならないのであれば、アトピー性皮膚炎の症状が出始めた可能性もあります。
いずれにしても、早期に乳児湿疹の原因を見極めるのは難しいことが多いです。
症状の軽い乳児湿疹は何もしなくても治ることがありますが、しっかり症状の経過に合わせた治療が必要になります。