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ジェネリック医薬品(後発医薬品)

ジェネリック医薬品後発品)」とは、「新薬先発品)」として発売された薬の特許期間が過ぎたものを、他のメーカーで製造するようになった薬のことです。
新薬の特許期間が切れると、後発品がゾロゾロ多数出てくるので「ゾロ」と呼ばれていましたが、最近では「ジェネリック医薬品」という言葉がすっかり定着してきました。

新薬」はメーカーが莫大な費用と年月をかけて研究開発しますが、「ジェネリック医薬品」はすでに効果や安全性が確認済みの薬を製造するだけですので、価格は新薬の2〜8割になるように国で設定されています。

患者さんにとって、同じ成分で低価格の薬というのは非常に魅力的です。
ところが、有効成分が同じであるはずの薬であっても、メーカーが異なり製造過程が違うと含まれている成分に違いが出る場合があるのです。
以下に塗り薬での具体例を紹介します。

デルモベート軟膏先発品)とマイアロン軟膏(後発品)は同じ薬とされていますが、マイアロン軟膏にはクエン酸が含まれているため、酸性で不安定な軟膏と混合した時に効果が変わってしまいます。

ヒルドイドローション先発品)とビーソフテンローション(後発品)も同じ薬とされていますが、ヒルドイドローションが保湿力に優れた白い乳液状であるのに対し、ビーソフテンローションはサラサラの透明な液体です。
皮膚科では、保湿剤としてヒルドイドを処方する機会が非常に多いので、ヒルドイドとビーソフテンは全く違う薬という印象があります。

このように、「ジェネリック医薬品」は低価格で魅力的ですが、100%「先発品」と同じではないという理解も必要なのです。
| 院長ブログ | 09:00 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
こんにちは。
ヒルドイドとビーソフテンローションが全く違う薬という印象があるとおっしゃっていますが、内容は両者とも同じヘパリン類似物質の保湿剤ではないのでしょうか?
液体から乳液状のものに変わった為、印象が変わってしまったというだけなのでしょうか?
もし内容も違うものになっているのであれば教えてください。宜しくお願いします。
| りさママ | 2007/03/26 10:55 PM |
少し細かい話になりますが、そもそも保険診療において「保湿剤」の処方は認められていないのです。
これは、保険診療が「治療」目的に行われるべきであり、「美容」目的に行われる医療行為は全て自由診療(自費)で行うという原則に基づいているからです。
そのため、化粧品メーカーは様々な保湿効果の優れた化粧水などを開発し、高価な化粧品として薬局やデパートなどで販売している訳です。

ヒルドイドはヘパリン類似物質の外用剤として保険適応になっているため、凍瘡などの血行障害やケロイドの予防に古くから使用されていましたが、現在では主に保湿効果に期待が集まり、乾燥肌の保湿などに使用されています。
皮脂欠乏症あるいは皮脂欠乏性皮膚炎の病名で保険適応になっているため、医療機関で処方することができる訳です。

ビーソフテンは、ヘパリン類似物質の外用剤としてはヒルドイドと同じであるため保険診療で扱える薬剤ですが、それを溶かしている基剤は全く異なるため、保湿効果を期待して使用する場合にはヒルドイドとビーソフテンは全く違う薬ということになります。
| 副院長 | 2007/03/27 6:42 PM |
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