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頭部乳頭状皮膚炎

頭部乳頭状皮膚炎(とうぶ にゅうとうじょう ひふえん)」とは、慢性膿皮症の一種に分類されており、主に中年男性後頭部に生じる慢性膿瘍性疾患です。

見た目の症状から、禿髪性毛包炎(脱毛が目立つもの)、ケロイド性毛包炎(ケロイド状に目立つもの)、膿瘍性穿掘性頭部毛包周囲炎(瘻孔が目立つもの)と呼ばれることもありましたが、現在では同じ病態と考えられています。


最初はニキビのような膿疱や小さな結節ですが、徐々に多発あるいは融合して拡大します。

炎症反応や肉芽腫性の変化を繰り返すため、病変部に脱毛を生したり、皮膚全体がケロイド状に厚くなったりします。

皮下で洞窟がつながったような膿瘍を形成してしまうと、圧迫によって膿が排出されることもあります。


治療には、抗生物質内服または外用を行うことが多いのですが、繰り返し悪化してしまいます。

隆起した病変が目立つ場合には、ケロイド肥厚性瘢痕に準じた治療として、ステロイド外用局所注射を行ったり、トラニラスト(リザベン)の内服を考慮します。


重症の頭部乳頭状皮膚炎では外科的に切除することもありますが、被髪頭部であるため、部位的に困難なことが多いのが現状と言えます。

同じ慢性膿皮症の一種である化膿性汗腺炎に対しては、2019年2月からアダリムマブ(ヒュミラ)が新たに保険適応となりました。

頭部乳頭状皮膚炎にも、画期的な治療法が出現することを期待したいところです。


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