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乳児血管腫(苺状血管腫)

乳児血管腫(にゅうじ けっかんしゅ)」は、新生児に比較的よくみられる良性の血管腫です。

特に、在胎週数の少なかった低出生体重児に多く生じます。

見た目が果物の「いちご」に似ていることから、以前は「苺状血管腫ストロベリーマーク)」と呼ばれていましたが、最近では「乳児血管腫」と呼ばれることが多くなりました。


出生時には紅斑として気付くことが多く、生後3〜4週くらいから徐々に鮮やかな赤色を呈するようになります。

徐々に隆起して「いちご」の表面のような外観に変化しますが、触れると軟らかい腫瘤です。

ダーモスコープを用いると、より鮮明に顆粒状の増殖血管を確認することができます。


乳児血管腫の多くは、生後6〜7ヵ月で大きさはピークに達し、増殖傾向が止まります。

その後は、しばらくしてから徐々に縮小し、ほとんどが5〜6歳までに自然消退します。

ですから、増殖傾向のない小さな乳児血管腫は、自然消失を期待しながら経過観察して良いでしょう。


ところが近年では、色素レーザーによる治療を早期に始めた方が、治癒までの期間を短縮するだけでなく、自然消退の際に生じやすい瘢痕の形成を予防できると考えられるようになり、形成外科などで積極的に治療が行われるようになりました。

さらに、全身治療が必要な増殖期の乳児血管腫に対して、高血圧などの治療に用いられているプロプラノロールという成分の薬が、2016年から保険適応に追加されました。

これは「ヘマンジオルシロップ小児用」という飲み薬を体重換算して服用しますが、全身の管理が必要になる可能性があるため、主に小児科で治療が行われています。


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