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尋常性疣贅(いぼ)の治療経過

尋常性疣贅(じんじょうせい ゆうぜい)」とは、俗に言う「いぼ」のことであり、ウイルスが皮膚に感染して生じます。

小さな傷などからウイルスが入り込むと考えられており、主に足の裏手の指先にできます。

「足にウオノメができました」と言って来院される小児の99%以上は、尋常性疣贅でしょう。

ウイルスは皮膚の深いところにある細胞に感染するので、表面を削っているだけでは尋常性疣贅を取り除くことができません。

それどころか、尋常性疣贅の病変部には、鶏眼(ウオノメ)や胼胝(タコ)には見られない血管が入り込んでいるため、削っていくとすぐに出血してしまいます。

一般的な治療法は、液体窒素(−196℃)を用いた冷凍凝固療法です。

麻酔などの準備は必要なく、すぐに治療を受けることができます。

当クリニックでは、綿球に液体窒素を含ませて病変部に当てる処置を行っています。

効率良く治療していくために、週1回を目安に通院することをおすすめしています。

何回(何週間)で治りますか?」という質問を受けることがありますが、これは治療を始めてみないと分かりません。

2〜3ヶ月以内に治ってしまう場合が多いのですが、尋常性疣贅はウイルス感染症であるため、治療中に増大あるいは拡大してしまう場合もあるからです。

治療開始時

治療開始2週間後

治療開始4週間後

治療開始6週間後

尋常性疣贅多発している場合には、ヨクイニンエキスというハトムギの内服薬を処方することがあります。

ハトムギは、お茶として飲まれていたり、美容目的で購入している女性もいるように、少量の摂取では治療効果は期待しにくいと言えます。

そのため、ヨクイニンエキスは、大人であれば1日18錠、小児でも1日9錠を目安に処方しています。

数ヶ月経っても治らないような尋常性疣贅の場合は、炭酸ガスレーザーによる焼灼術や外用療法といった選択肢も考えるようにしています。

いずれにしても、尋常性疣贅のようなウイルス感染症は、必ず良くなると信じて治療を継続することが重要であると言えます。


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