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妊娠中や授乳中に痒み止め(抗ヒスタミン薬)は飲んで良い?


アトピー性皮膚炎慢性蕁麻疹(まんせい じんましん)などの皮膚疾患で、痒み止めの飲み薬(抗ヒスタミン薬)を内服している方はたくさんいると思います。

抗ヒスタミン薬の副作用で、最も多いのは「眠気」とされています。
しかし、近年では副作用の少ない非鎮静性の抗ヒスタミン薬が増えてきました。

それでも、妊娠中には内服を躊躇(ちゅうちょ)してしまうことが多いでしょう。
一般に、内服薬による催奇形性(胎児に奇形を生じる危険性)で最も注意が必要なのは、妊娠4週〜12週末までと言われているからです。

実際に「妊娠が発覚したので飲み薬は中止しました」と言って来院される方は多くいらっしゃいます。

もちろん症状が悪化しないのであれば、無理に薬を飲む必要は無いのですが、慢性蕁麻疹のように治療の中心が抗ヒスタミン薬である場合には、なかなか止めるのが難しいと思われます。

妊娠中に抗ヒスタミン薬を服用した場合の催奇形性を調査するのは困難なのですが、欧米では妊娠中に抗ヒスタミン薬を服用することが多く、催奇形性のリスクは否定されています。

副作用の少ない第2世代抗ヒスタミン薬の中でも、特にジルテック(セチリジン塩酸塩)とクラリチン(ロラタジン)は、疫学調査において先天異常との関連が無いとされているため、妊娠中比較的安心して内服できると言えます。


一方、授乳中母乳中への薬物の移行が問題となります。

古くからある第1世代の抗ヒスタミン薬は、乳児の血液脳関門を通過して脳に達してしまうため、安全性の確認ができていません。
そのため、授乳中は第2世代の抗ヒスタミン薬を選択した方が良いと言えるでしょう。

また、ザイザルやザジテンのように生後6ヶ月の乳児から保険適応になっている第2世代の抗ヒスタミン薬もありますので、乳児の成長に従って母乳中への薬物移行の問題は少なくなってくるはずです。


実際に妊娠中や授乳中に抗ヒスタミン薬を内服する場合は、現在通院している皮膚科や婦人科の担当医とよく相談して決めるようにしてください。


上の写真は、東京ディズニーランドで撮影したものです。
(撮影:住吉孝二)


JUGEMテーマ:妊娠中のできごと

| 院長ブログ | 16:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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