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新薬「ビラノア錠」と「デザレックス錠」について

蕁麻疹アトピー性皮膚炎など、アレルギー疾患の治療薬として使用されている抗ヒスタミン薬に、昨日(平成28年11月18日)から2種類の新薬が登場しましたので紹介いたします。




ビラノア錠(ビラスチン)

ビラノア錠は、海外では数年前から承認されている薬剤です。

従来の抗ヒスタミン薬には類似品が無いため、国内では新しい成分の薬剤として登場します。

脳内ヒスタミンH1受容体の占拠率が極めて低いため、アレグラ錠(フェキソフェナジン)やクラリチン錠(ロラタジン)以上に眠気が少なく、クルマの運転などに影響しにくい薬剤です。

また、最高血中濃度に到達するまでの時間が短いため、即効性が期待できます。

ビラノア錠は、20mgの錠剤1種類だけであり、1日1回空腹時に服用します。
空腹時というのは空腹感がある時という意味ではなく、食事の1時間前〜食後2時間を避けて服用するという意味です。

食後すぐに服用してしまうと、薬の効果が半減してしまう可能性があります。

なお、成人用の錠剤のみであり、15歳未満の小児での安全性は確認されていません。




デザレックス錠(デスロラタジン)

デザレックス錠は、海外では既に10年以上前から承認されており、世界120以上の国や地域で使用されている薬剤です。

従来のロラタジン(クラリチン錠)と類似した立体構造を持つ薬剤ですが、ヒスタミンH1受容体への親和性が高い構造になっているため、より強力な効果が期待できます。

もちろん、クラリチン錠(ロラタジン)と同様に眠気が少なく、クルマの運転などに影響しにくい薬剤です。

デザレックス錠も、5mgの錠剤1種類だけであり、1日1回服用する薬剤です。

クラリチン錠は食後に服用しないと十分な効果が得られなかったのに対して、デザレックス錠食事の影響を受けないと言われています。
そのため、空腹時や就寝前に服用しても問題ありません。

12歳以上の小児あるいは成人であれば服用することができますが、12歳未満の小児では安全性が確認されていません。


どちらも国内では新薬になるため、しばらくは2週間までしか処方することができません。

しかし、既に海外では承認されている薬剤であるため、薬価は従来の第2世代抗ヒスタミン薬よりも安く設定されました。

いずれの薬剤も、慢性蕁麻疹など皮膚の痒みに対する新たな選択肢として効果が期待されます。
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