CALENDAR
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
<< 「The Final Time Traveler」Sarah Àlainn | main | 「7 Years」Lukas Graham >>
尋常性ざ瘡(ニキビ)治療ガイドライン(2016年)


尋常性ざ瘡」は、一般には「ニキビ」と呼ばれており、思春期には90%以上の人が経験していると言われています。

ニキビ治療は、2008年にディフェリンゲルアダパレン)が登場したことにより、保険診療が大きく変わりました。

そして、昨年4月にベピオゲル過酸化ベンゾイル)、同5月にデュアック配合ゲル過酸化ベンゾイル・クリンダマイシン)が登場したため、日本皮膚科学会の「尋常性ざ瘡治療ガイドライン」が改定され今月発表されました。

今回は、その一部を簡単に紹介いたします。


尋常性ざ瘡治療ガイドラインでは、十分なエビデンス(根拠)があり、強く推奨されているニキビの治療として「アダパレン外用」あるいは「過酸化ベンゾイル外用」、「抗菌薬外用」および「抗菌薬内服」が挙げられています。

アダパレンは、レチノイド外用薬として「ディフェリンゲル」という商品名で2008年から国内で使用されています。

一方、昨年からニキビ治療に使用されている過酸化ベンゾイルBPO)には、2.5%の「ベピオゲル」と3%でクリンダマイシンとの合剤である「デュアック配合ゲル」の2種類があります。

アダパレンが顔面専用に用いられているのに対し、過酸化ベンゾイルは背中などにも使用されることがあるようです。


抗菌薬は、炎症を伴うニキビの治療にのみ推奨されています。

外用抗菌薬」では、クリンダマイシン(ダラシンTゲル)とナジフロキサシン(アクアチムクリームまたはアクアチムローション)、オゼノキサシン(ゼビアックスローション)が強く推奨されています。

ゼビアックスローションは、今年1月から登場した新薬です。

内服抗菌薬」では、ドキシサイクリン(ビブラマイシン)とミノサイクリン(ミノマイシン)、ロキシスロマイシン(ルリッド)、ファロペネム(ファロム)が推奨されています。


高いエビデンス(根拠)は少ないが、選択肢の1つとして挙げられているものには、ケミカルピーリングがあります。

他には、数種類の内服抗菌薬アゼライン酸(保険適応外)の外用やビタミンC(保険適応外)の外用、イブプロフェンピコノール(スタデルムクリーム)の外用、イオウ製剤(イオウカンフルローション)の外用、1日2回の洗顔ニキビ用基礎化粧品の使用などが挙げられています。

これらの治療が無効な場合には、漢方薬(荊芥連翹湯など)の内服も選択肢の1つとして挙げられています。


以上は、治療ガイドラインに記載されているものですが、実際に診察をしている皮膚科の担当医(皮膚科専門医など)とよく相談して治療法を選択するようにしてください。


上の写真は、沖縄県で撮影したものです。
(撮影:住吉孝二)
| 院長ブログ | 18:39 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/trackback/1197560
トラックバック