CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< July 2017 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
<< Trattoria「COBOO」 | main | 「Girl Crush」Little Big Town >>
紫外線とビタミンD


紫外線の皮膚への影響は、単なる「日焼け」だけではありません。

皮膚の「くすみ」や「しみ」あるいは「しわ」といった光老化の原因になるため、近年では積極的な紫外線防御が行われるようになりました。

また、過剰な紫外線を浴び続けることは、皮膚腫瘍の発生にも影響する可能性が指摘されています。

そのため、乳幼児でも日焼け止め(サンスクリーン剤)を使用するようになってきました。


悪い影響ばかりが取り上げられている紫外線ですが、カルシウム代謝に重要な役割を果たしているビタミンDを皮膚で合成する働きがあることを忘れてはいけません。

もともと海中で生活していた古代生物は、陸上で重力に打ち勝つ強い骨を合成するため、日光の紫外線を利用して体内でビタミンDを作る仕組みを身につけたと言われています。

現在の人類は、カルシウム代謝に必要なビタミンDを、食事からと紫外線から合成されるのものの両方から得ています。

ビタミンDは、キノコ類や魚類に多く含まれていますが、必要量を食事のみから摂取するのは難しく、半分は日光からの紫外線に頼っているというのが現状です。


近年では紫外線を避ける傾向が増えたことから、ビタミンD欠乏症が増加しているという報告があります。

ビタミンDが不足すると、食事でカルシウムを摂っていても腸から十分に吸収されなくなります。

ビタミンD不足の母乳やアレルギーにより食事制限をしている乳児では、骨の成長に必要なビタミンDが足りなくなる可能性が考えられます。

乳児がビタミンD欠乏症になると、カルシウム不足から痙攣を生じたり、骨が曲がりやすくO脚ビタミンD欠乏性くる病)になることがあります。


最近では、ビタミンDが癌の予防や感染症の予防にも働いていると考えられるようになってきました。

以上のことから、紫外線を徹底して避けることが必ずしも健康的であるとは言い切れません。


しかし、乳児の皮膚は成人に比べて薄く、紫外線によるダメージを受けやすいため、強い紫外線を長時間浴びることは避けなければなりません。

日常的に日焼け止めを使用する必要はありませんが、日差しの強い時間帯はベビーカーの日よけを利用するなどの工夫を心がけましょう。


上の写真は、ハワイで撮影したワイキキビーチの様子です。
(撮影:住吉孝二)
| 院長ブログ | 11:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/trackback/1197549
トラックバック