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ヘアカラーリング、皮膚への影響に注意を(朝日新聞掲載記事)

住吉皮膚科で受けた取材の記事が、先週末(2月14日)の朝日新聞に掲載されました。

その内容を含め、ヘアカラー染毛剤)による「かぶれ接触皮膚炎)」について説明いたします。



かぶれ接触皮膚炎)とは、皮膚の表面に接触してきた刺激物質などによって生じる皮膚炎のことです。

接触皮膚炎は、大きく「アレルギー性接触皮膚炎」と「刺激性接触皮膚炎」に分類されます。


アレルギー性接触皮膚炎」は、接触によるアレルギー反応によって皮膚炎を生じるものです。
皮膚内に侵入したことのある物質(抗原)が異物として記憶されると、再び同じ異物が皮膚内に侵入した時に素早く炎症を起こして、その異物を除去しようと反応します。

医薬部外品に分類されているヘアカラー製品の中で、永久染毛剤に当たるものの多くには「酸化染毛剤」が使用されています。
アレルギー性接触皮膚炎は、この酸化染毛剤によって引き起こされるものが多いと考えられています。

つまり、酸化染毛剤を使用しているヘアカラー製品によってアレルギー性接触皮膚炎を生じた場合、酸化染毛剤を使用している他のメーカーのヘアカラー製品を使っても接触皮膚炎(かぶれ)を起こすということになります。


刺激性接触皮膚炎」は、刺激物質との接触による直接的な皮膚のダメージであり、アレルギー反応は関係していません。
酸やアルカリによるヤケド(化学熱傷)と同じ病態であるため、痒みだけでなく痛みを感じることも多くなります。

刺激性接触皮膚炎は、酸化染毛剤を使用していないヘアカラー製品によっても生じる可能性があります。
頭皮の乾燥肌荒れの状態によって、毎回同じような皮膚炎を起こすとは限りません。


いずれの場合も、取り扱い説明書に従ってパッチテストを行い、安全性を確認してからカラーリングを楽しむようにしましょう。

| 院長ブログ | 18:14 | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
はじめまして。もともと小さい頃からアトピーをもっていました。昨年11月に黒染めをしました。その時や薬がついたであろう頭皮はとくには異常はありませんでしたが、その後顔まわりと首に赤みとカサカサしたような湿疹(やや腫れも)、耳はジクジクと膿が出るといった状況でした。ヘアカラーをしたところに症状がでているといいうわけではないので、なにかべつの原因や病気もあるのかなと、検査だけでもしてもらえたらと一応地元の皮膚科に行きましたがあまり何なのかわからず薬をだされました。かゆみがヒドイというわけでもなく、小さい頃ステロイドを使って体にあわないことがありましたので、薬は使いわず、どうもシャンプーした際に水がふれるところに湿疹がでている感じがしたので、シャンプーの際に完全に水がふれないようにしたところ改善されました。ですが、全く関係のない手の甲にべつの湿疹ができ、今ひろがっています。左手にできましたが、右手にも同じような場所に小さいのができ広がりそうです。ヘアカラーをする前から、こういった特にかゆみがひどいとか化膿するような湿疹というわけではない赤みのあるカサカサした湿疹が首、足などに出て治っては別の場所にまたできというのを繰り返しています。最近またカラーリングをし、薬品や洗髪した水は部位にはふれてませんが、またなんとなく耳のあたりが熱をもち湿疹ができそうなので、ヘアカラーの薬品があわないというのは明らかですが、薬品がふれたとことは直接関係ない場所でも影響があったりするのでしょうか。ヘアカラーが引き金となって別の湿疹(皮膚の病気)を誘発することもやはりあるのでしょうか。またヘアカラーをした(乾いた状態)髪が皮膚にふれて、湿疹ができることもありますか??長々と申し訳ございません。コメント頂けましたら幸いです。

| kei | 2015/03/01 3:27 PM |
「kei」さんの質問に回答いたします。

「もともと小さい頃からアトピーをもっていました」という記載から、乾燥しやすく湿疹を生じやすい肌質であると想像されます。
乾燥だけであれば大きな問題ではありませんが、長期にわたって特に理由も無く湿疹を繰り返していれば、その湿疹に対して「アトピー性皮膚炎」という診断がなされる可能性があります。

一旦は治まった乾燥性の皮膚炎が再発したり、また別の部位(片側だけでなく両側)に皮膚炎を繰り返すといった経過は、まさにアトピー性皮膚炎を思わせる症状です。

再びヘアカラーリングを施行できているようですので、ヘアカラーによる「アレルギー性接触皮膚炎」の可能性は低そうですが、ヘアカラーによる「刺激性接触皮膚炎」の可能性は十分に考えられます。

いずれにしても、ヘアカラー商品のパッチテストを行い、安全性を確認するようにしてください。
そして、アトピー性皮膚炎の再発につながらないよう注意してください。


以下のブログも参考にしてください。

「接触皮膚炎(かぶれ)」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=1197253
「アトピー性皮膚炎」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=441189
「アトピー性皮膚炎関連のブログ一覧」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=1197183
| 院長 | 2015/03/01 9:24 PM |
院長先生
体調崩されているのにもかかわらず、お返事頂きましてありがとうございます。今まで顔以外保湿などもしていませんでしたが、自分の肌の状態をよく考え、今後はなるべく保湿なども心がけていきたいと思います。先生もお大事にしてください。
| kei | 2015/03/02 2:57 PM |
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