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メラノーマが疑われる場合の皮膚生検



ホクロ色素性母斑)のような皮膚の色素性病変を診察する時、診断のために皮膚の一部を切り取り、病理学的な検査皮膚生検)を行う場合があります。

例えば、形が左右非対称であったり、色に濃淡があったり真っ黒であったりすると、メラノーマ悪性黒色腫)などの悪性腫瘍を疑うこともあります。


もしメラノーマだったら、検査を行うことで転移してしまうのでは?

このような心配をされる患者さんもいらっしゃいます。


以前は、メラノーマに対して皮膚生検を行うと、腫瘍細胞が深部に押し込まれて、再発や転移の可能性が高まる考えられていたことがありました。

ところが、全切除を行った場合と比較して、部分的な皮膚生検を行っても再発率や生存率に差が無いという報告が、近年になって増えてきています。


もちろん、メラノーマは悪性度の高い悪性腫瘍であるため、腫瘍全体を切除全切除)するのが原則です。

しかし、大きな病変であってもメラノーマの可能性が否定できない場合には、その一部を切除する皮膚生検を行った方が、早期の診断につながるため有益であると考えられます。


実際、日本人に最も多いと言われるメラノーマは、足の裏などに発生するタイプ(肢端黒子型)です。

手の平足の裏に生じる肢端黒子型のメラノーマでは、独特の色素沈着パターン(皮丘着色パターン)がダーモスコープにて観察されるため、皮膚生検を行う前にある程度の診断が可能です。


上の写真は、写真集「年輪」に掲載されている「紅梅」の一部です。
(撮影:住吉孝男)
| 院長ブログ | 20:07 | comments(14) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
足裏にホクロがありダーモスコピーで良性と言われたのですが悪性になる場合はあるのでしょうか?また足裏のホクロは除去した方がいいのでしょうか?回答お願いします
| ひ | 2015/02/02 7:50 PM |
「ひ」さんの質問に回答いたします。

このブログ上で診察を行うことはできませんが、実際の症状を診察した結果が良性と診断されたのであれば、悪性ではないのだと想像されます。
悪性になる可能性が考えられるのであれば、そもそも良性とは言えないと思います。

しかし、胃癌でも肺癌でも同じですが、生まれつき癌と診断されていた訳ではありませんので、そういう意味では、ホクロのあった部位に癌が発生する可能性が全く無いとは言い切れないでしょう。

日本人であれば、目安として7mmを超えるホクロが足の裏にできた場合に、念のために切除をするというのが一般的です。
| 院長 | 2015/02/03 9:39 AM |
回答していただきありがとうございました。
| ひ | 2015/02/03 12:19 PM |
初めまして。先生に私の3歳半の娘の背中にあるホクロについて質問させてください。生後2〜3ヶ月くらいから背中の背骨の少し脇にあるホクロに、気づきました。まだ、小さいということもあり、成長とともに徐々に大きくなり、現在は2ミリくらいの大きさになりました。そして、よく見てみると、メラノーマの症状に出血など以外、当てはまり、不安だ仕方なくなり、皮膚科を受診しました。近々、切除予定ですが、局所麻酔の予定です。あるホームページで、背中の背骨付近のホクロの切除は、やめたほうが良いと書かれたのを目にし、不安で不安で仕方がありません。あと、もし、メラノーマだったらと考えると夜も眠れません。どういったものなのでしょうか?よければ、終えていただければ、幸いです。
| えり | 2015/02/05 2:44 PM |
「えり」さんの質問に回答いたします。

一般に、乳幼児のホクロ(色素性母斑)で問題となるのは、生まれつき200mm以上の大きさ、つまり体の大部分がホクロで覆われている場合です。
このような場合は、将来的に約10%という高い確率で悪性腫瘍が生じると言われているため、早期の治療が望ましいとされています。

生まれつき200mm以上の大きさのホクロがあった訳ではなく、3歳半まで無事に成長している幼児に2mmの小さなホクロがあるということは特に珍しいことではないので、どのように悪性腫瘍を疑う点があるのか、診察をしていない私には全く想像ができません。

もちろん、不安な病変を切除してしまえば、病理学的な診断まで可能になるため、不安な病変を切除するのは悪いことではありません。
しかし実際には、痛みを伴う麻酔を行い、皮膚に傷を残す訳です。
ですから、本人の希望を確認してから切除を行うべきだと思いますが、親御さんの不安な気持ちを取り除くという点では切除することに意味があると思います。

以下のブログも参考にしてください。

「巨大型先天性色素細胞母斑」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=803371
| 院長 | 2015/02/06 6:40 PM |
もう一点お聞きしたいのですが、ほくろがえんぴつの後ろ側よりはみ出していたら、メラノーマの可能性がある、形が歪であっても、色が変でも、えんぴつからはみ出さなければ、大丈夫ということです。←このような記事を拝見したのですがえんぴつからはみ出さなければ特に心配はしなくていいのでしょうか?
| ひ | 2015/02/07 11:38 AM |
再び「ひ」さんの質問に回答いたします。

悪性腫瘍を診断する際に、私は「えんぴつの後ろ側・・・」という方法を行ったことがありませんし、そのような話を聞いた経験もありません。

この内容に関しては、その記事を書いている方に直接質問するようにお願いいたします。
| 院長 | 2015/02/07 2:23 PM |
昨年何かが刺さった感じがありましたが《手のひら》多分とげ?今は入ってませんが四月ぐらいに薄くほくろみたいになり
去年11月一ミリ未満シミみたいになり
今は少し濃くなりしかし一ミリぐらいで
シミみたいな茶色みたいな感じで膨らみはないです。

トゲが刺さったりしてほくろみたいになったりしますか?

手のひらはほくろはあまりならないと聞いて心配です。

先生の、病院は行って心配なら切って縫って検査にだしてくれますか?
その時はいくらかかりますか?
| とも | 2015/02/13 9:57 PM |
「とも」さんの質問に回答いたします。

皮下に色素を含む異物が残留しているのであれば、いわゆる刺青(入れ墨)の状態ということになります。
当然ながら、母斑細胞が増殖して生じる一般的なホクロ(色素性母斑)とは異なります。

皮膚生検が必要な場合、簡単な処置であれば当院でも行うことがあります。
しかし、丁寧な縫合が必要な手術であれば、手術室があるような病院に紹介するようにしています。

皮膚生検は保険診療の範囲で行われますので、基本的にどの医療機関でも費用は同じはずです。
負担金額は、お持ちの保険証の負担割合によって異なります。
| 院長 | 2015/02/15 11:38 PM |
先生のところに行きました(^○^)
ただのホクロと言っていただき安心しました
手のひらのホクロは良くないと聞いてとるんだと思ってました。


1年前にいきなりホクロはできるもんなんですね。
確かに濃くはなりましたが


先生に診てもらい安心しました。
| とも | 2015/02/16 6:58 AM |
初めまして。
現在臨月で出産を控えている31歳のものですが、外陰部に3ミリほどのホクロを発見しました。
一年前まではないものだったか、小さくて気がつかないものだったと思います。
形は目で見る限り丸くて黒色です。
ネット等で調べると癌というワードが気になってしまい、不安でたまらないです。
産科の先生は、大きくなったりしなければ平気と言うのですが、皮膚科を受診するのが手遅れにならなければいいのですが。
メラノーマの好発部位に陰部は含まれますか?
| さやか | 2015/06/11 7:16 AM |
「さやか」さんの質問に回答いたします。

メラノーマは、皮膚がある所ならどこでも生じる可能性はありますが、外陰部に生じやすいという話は聞いたことがありません。

もちろん、全身に拡大してからでは困るのですが、3ミリという記載から全身の体表面積に比べて非常に小さなものであると言えます。

増大傾向が激しいようであれば、出産後に少し落ち着いてから皮膚科を受診されてみてはいかがでしょうか。
| 院長 | 2015/06/12 12:11 PM |
今さら昔の記事ですが、不安なのでコメントさせていただきました。

1週間前に、爪に1mmのほくろ?血豆?みたいなもの見つけました。
調べたら、窮屈な靴を履いていたらなることもあると。確かに履いていました。

メラノーマのことを知ってしまい、小学生のときからある、背中の大きなほくろ?も最近になって気になり出して。。
去年まではほくろに毛が生えてたので、気にしてなかったのですが、先程見たら毛がなくなってました。
毛が生えなくなると、悪性になるんでしょうか?

背中のほくろ、ほくろというよりも像の肌みたいな感じです。
小学生のときから変化は今のところありません。
ちなみに私は24才です。

お暇なときに、ご回答頂けたら嬉しいです。
| なな | 2015/06/29 11:28 PM |
「なな」さんの質問に回答いたします。

爪部の「ホクロ」のようなものであれば「爪甲色素線条」のような状況でしょうし、「血豆」のようなものであれば「爪下血腫」と思われます。

一般に、小学生の頃から癌の心配をするようなことは少ないと思われます。
実際に24歳になるまで、全身に拡大するどころか「小学生のときから変化は今のところありません」という状況ですので、心配する理由が私には分かりません。

さらに、気になるホクロから毛が生えているのを確認できている訳ですから、それだけでも良性腫瘍であろうということは想像できます。
ちなみに、毛には毛周期というのがあり、一定の周期で生え変わっていると思われます。

以下のブログも参考にしてください。

「爪甲色素線条」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=1088307
「爪甲下出血(爪下血腫)」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=428020
「毛の生えたホクロって癌になるの?」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=255733
「休止期脱毛症」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=1197204
| 院長 | 2015/07/01 11:45 AM |
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