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ネームプレート


上の写真は、私が診察時に着ている白衣に付けているネームプレートです。

これは、順天堂大学皮膚科学教室に入局してから数年間大学で使用していたものです。


現在、大学でのネームプレートは顔写真付きに変更されていますが、この古いネームプレートが捨てられずにいます。

その理由の1つは、入局当時の新鮮な気持ちを忘れたくないからです。


現在は24時間体制の病棟業務には携わっておらず、当院でも順天堂医院でも外来診療のみとなりましたが、私が研修医になった当時は、朝から夜までかなり忙しく仕事をしていました。

皮膚科専門医となってからも10年が経過しましたが、皮膚科医としての経験が積まれていくと同時に、研修医の頃の謙虚な姿勢が失われていないか時々不安になります。

そこで、このネームプレートを胸に付け、初心忘るべからずと自分自身に言い聞かせるようにしています。


また、このネームプレートの裏には、誰にも見せたことのない秘密のシールが貼られています。

このシールは、栄養障害型先天性表皮水疱症という難病のため、順天堂医院の皮膚科病棟に入院を繰り返していた少女からプレゼントされたものです。

当院のような個人のクリニックでは、このような重症の患者さんを診察することはありませんが、先天性の皮膚疾患のため、生まれながらにして不自由な生活を強いられていた患者さんがいたことを忘れないためにも、このネームプレートを大切にしていきたいと思います。
| 院長ブログ | 12:28 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
こんにちは
先生はお仕事が大好きで、それでもって初心を忘れずに進化し続けていらっしゃるのですね!

先生は患者さんの皮膚を見ずに診断することはありますか?
私はIGA腎症の治療で総合病院に通っているのですが湿疹ができると皮膚科にまわされます。
その皮膚科の先生は「背中や胸に湿疹ができている」と言っても見ようともしません。ベテランの先生になると何もみなくても判断できるのか、ステロイドを出して即終了です。
先生も毎日患者の相手で、ストレスが溜まりますよね。
| あつこ | 2017/07/24 3:32 PM |
「あつこ」さんのコメントに回答いたします。

皮膚という組織は、消化器や呼吸器などとは異なり、病変部を直接見ることができます。
そのため、皮膚科の診察は実際の皮膚病変をよく見るというのが基本になります。
もちろん、見ただけでは診断ができない疾患はたくさんありますので、必要に応じて問診や触診、顕微鏡検査や皮膚生検などの検査などを行います。
逆に言えば、見て診断ができる皮膚疾患の多くは、パッと見ただけで診断ができてしまいます。
しかし、それでは患者さんも納得がいかないでしょうし、誤診の可能性も高くなります。
ですから、できる限り丁寧に診察し、正確な診断ができるように心がけているというのが本音です。
実際には、「あっちもこっちも、もっと全部よく見て!」と訴える患者さんもいらっしゃいますし、「他も同じ症状だから、あまり必要以上に見ないでよ!」という患者さんもいらっしゃるというのが現実です。
ただ、皮膚科の医師というのは、患者さんが思っている以上に、患者さんのことをよく見ている場合が多いと思います。
例えば、診察室に入って来る様子や、診察中に痒がる様子や癖など、診断の補助になる行動なども観察しているからです。
| 院長 | 2017/07/29 3:58 PM |
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