CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< July 2017 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
<< 「Rolling in the Deep」Adele | main | 「Love In The First Degree」Bananarama >>
アレルギーを治せ!(NHKスペシャル)


昨夜、NHKスペシャル「アレルギーを治せ!」と題した番組が放送されました。

アトピー性皮膚炎に関する内容は、今年9月にNHK「あさイチ」で放送された「治せ!アトピー性皮膚炎」の内容とほぼ同様でしたが、分かりやすく解説されていたと思います。


アトピー性皮膚炎の患者さんでは、皮膚のバリア機能が障害されてしまっていることが多く、その原因としてフィラグリンと呼ばれる皮膚の角質層を構成しているタンパク質の異常が指摘されるようになってきました。

皮膚のバリア機能が障害され、皮膚炎を生じた状態を治療する基本的な薬剤がステロイド外用薬です。
ステロイド外用薬については、以前から誤解が多いのですが、その使用方法についても分かりやすく解説されていました。

外用薬は、手でゴシゴシ塗り込むのではなく、全体に延ばしてから軽く手で押さえる程度にします。
そして、具体的な塗る量に関しては、薬をチューブから出した時、人差し指の先から第1関節までの量(約0.5g)で、大人の手のひら2枚分に塗るというのが目安になります。
例えば、軟膏であれば多少ベタつく程度、クリームであれば白く残る程度が良いと考えられます。

「治せ!アトピー性皮膚炎」の詳しい内容についてはこちらのブログも参照ください。


また、最近の研究内容として、皮膚のバリア機能を低下させる原因の1つであるとして注目されているフィラグリンの異常を、遺伝子レベルで改善させようという薬剤が開発されつつあることが紹介されていました。
10年以内の実用化が目標のようですが、このまま順調に研究が進めば、画期的な治療薬になる可能性があります。

さらに、アトピー性皮膚炎の発症を予防する試みとして、乳児期からフィラグリンを含む保湿剤を外用していく方法も紹介されていました。
これによって皮膚のバリア機能の低下が抑制できれば、アトピー性皮膚炎の発症率を半減させられるだけでなく、皮膚を介して感作される可能性が考えられている他のアレルギー疾患の発症や悪化も防ぐことができるかも知れないのです。


上の写真は、東京都・小石川植物園で撮影したものです。
(撮影:住吉孝二
| 院長ブログ | 23:48 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/trackback/1197331
トラックバック