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外用薬(塗り薬)の妊婦さんへの影響


保険診療で使用されている薬剤というのは、まず微生物などでの効果が実験され、次に動物などで実験が行われます。
そして最終的には、治験と呼ばれる人間での調査が行われます。
その結果、副作用が少なく有効性が高いと判断された薬剤だけが、保険診療で使用可能になる訳です。

ところが、どんな薬であっても、妊婦さんを集めて薬の効果副作用を調査するようなことは行われていません。
おそらく、今後も行われる可能性は低いでしょう。

つまり、世の中の多くの薬は、妊婦さんへの安全性の確認は行われていないという点から、妊婦さんにも安全という薬剤が存在しにくいというのが現状と言えます。
そのため、内服薬(飲み薬)の場合、妊婦さんに影響が出る可能性が高い薬剤には、厳重な注意書きが目立つように記載されています。

では、外用薬(塗り薬)の場合はどうでしょう。

外用薬の効果は、塗った部分の皮膚だけにあらわれるものが多く、皮膚に吸収されてからは代謝(分解)されてしまうため、体内にまで影響を及ぼさないものがほとんどなのです。
ですから、皮膚の上から塗った薬が体の中に取り込まれて、更に胎児にまで影響する可能性というのは非常に低いと考えられます。

例えば、ステロイド薬であれば、妊娠中でも内服することができる薬剤ですから、当然ながら妊娠中に外用しても問題ありません

しかし、プロトピック軟膏ディフェリンゲルなど、大量に体内に取り込まれた場合に、胎児に影響を及ぼす可能性が考えられている薬剤では、念のために妊婦さんへの使用を控える注意書きが添付されることもあります。
今のところ、これらの外用薬を使用していて胎児への重大な影響が確認されたという報告はありませんが、担当医とよく相談し、妊娠が判明した時点で使用を中断(中止)するなどの対処が必要であると思われます。

上の写真は、北海道・富良野で撮影したラベンダー畑の様子です。
(撮影:住吉孝二
| 院長ブログ | 22:23 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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