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妊娠性痒疹/PUPPP

妊娠性痒疹(にんしんせい ようしん)」とは、妊婦体幹四肢に多数生じる、強い痒みを伴う丘疹性の病変のことです。

妊娠性痒疹は、妊婦の100人に1人くらいの割合で生じると言われており、2回目以降の妊娠で発症する場合が多いとも言われています。
妊娠3〜4ヵ月頃から多数の丘疹が、あるいは下肢などに出現し始め、強い痒みのために掻きむしってしまう場合が多いようです。


一方、妊娠後期になってから腹部に発症する蕁麻疹(あるいは多形紅斑)のような症状は「PUPPP」と呼ばれています。

PUPPP の症状は妊娠性痒疹とは異なり、初回の妊娠時に多く発症します。
蕁麻疹のような紅斑(赤み)が腹部を中心に出現し、癒合しやすいのが特徴です。


妊娠性痒疹PUPPP原因は不明であり、治療は対症療法になります。
具体的には、ステロイド外用薬(塗り薬)で治療し、症状によっては抗ヒスタミン薬ステロイド薬内服(飲み薬)も併用します。

なお、いずれの症状も母体や胎児には影響が無いと考えられており、出産後には速やかに皮膚症状は軽快していきます。
| 肌のあれこれ | 23:17 | comments(19) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
はじめまして。現在妊娠35週、切迫早産で入院中です。先週から、お腹が痒く、湿疹のようなものができ、今は四肢にわたりできています。
一番痒いのはお腹。次に点滴をした後の腕です。
入院している産院の先生はあせもと言い、看護婦さんも市販で売ってるあせもクリーム買ってきてもらったら?と言います。
今はお腹は湿疹というから真っ赤になっています。
産院ではまだPUPPPという病気はメジャーじゃないのでしょうか?
あせも用のクリームでかゆみは治まるのでしょうか?
| はな | 2011/07/16 9:07 AM |
「はな」さんの質問に回答いたします。

妊娠性痒疹(あるいはPUPPP)は、皮膚科医よりも産婦人科医の方が多くの症状を経験しているものと思われます。

治療は対症療法になりますので、軽い症状であれば市販薬でも構わないかも知れません。
症状が治まらなければ、担当医とよく相談し、必要があれば皮膚科医の診察を受けるようにしてください。
| 院長 | 2011/07/26 10:08 AM |
はじめまして。7月初旬に第一子を出産した42歳です。
妊娠中〜後期からじんましんがお腹を中心に出始めたのですが、出産したら改善すると言われていたのに、出産後にさらに悪化して、全身に広がっています。
産科の先生から皮膚科受診を勧められました。
かかりつけの皮膚科の先生も、こちらの先生がブログに記載されているのと同様に、対症療法として、ステロイド剤の塗り薬を処方して下さいました。が、焼け石に水・・・のような状態であまり効果はありません。。。
飲み薬は、母乳育児を断念する決心がつかず、悩んでいます。母乳に影響のない飲み薬ってないのでしょうか???

| こうちゃんママ | 2011/09/01 1:41 PM |
「こうちゃんママ」さんの質問に回答いたします。

出産後に症状が速やかに軽快していないのであれば、その症状は「PUPPP」ではなく「慢性蕁麻疹」なのかも知れません。

また、授乳中であっても抗ヒスタミン薬を服用している患者さんはいますし、ステロイド薬の内服薬であれば妊娠中でも使用されています。

以下のブログも参考にしてください。

「慢性蕁麻疹」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=212659
「蕁麻疹の原因」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=1193330
| 院長 | 2011/09/10 12:24 AM |
はじめまして、妊娠四ヶ月の妊婦です。今回が初めての妊娠で、妊娠性痒疹と診断されました。痒みがひどく、ステロイド外用薬と飲み薬(ネオマレルミン)で治療しています。
妊婦にとって飲み薬はよくないと聞きますが、ネオマレルミンの場合も毎日服用するのはよくないのでしょうか?我慢できるときは塗り薬だけにしておいたほうが良いのでしょうか?
子供に影響がないか心配です。
| ito | 2012/03/26 11:03 PM |
「ito」さんの質問に回答いたします。

ほぼ全ての薬剤について言えることだと思いますが、妊婦が新薬を服用して安全性を確認するような調査というのは、通常は行われることがありません。
そういう意味では、妊婦でも安全に服用できると記載されている薬剤というのは、ほとんどありません。

逆に、妊娠中に胎児に影響を及ぼすことが確認されている薬剤は、添付文書上に必ず記載されますが、それ以外の多くの場合では、有効性と安全性を天秤に掛けて、処方するかどうかを判断されているものと思われます。

ちなみに、ネオマレルミンはポララミンの後発医薬品であり、先発医薬品ほどの安全性が確認されていないと考えられます。
また、有効成分であるクロルフェニラミンは、低出生体重児や新生児には、中枢神経系に作用して痙攣などの重篤な影響を及ぼす可能性があるため、禁忌とされています。
妊婦に対しては、安全性の確立がされていないため、薬剤を使用した方が有益であると判断された場合のみ処方するように記載されています。

実際には、このような抗ヒスタミン薬を服用している妊婦さんは多数いるでしょうし、1歳以降の小児も服用している場合があります。

妊娠中に服用する薬剤については、産婦人科の医師によっても考え方が異なると思われますので、現在受診している産婦人科の担当医とよく相談されてはいかがでしょうか。

以下のブログも参考にしてください。

「外用薬(塗り薬)の妊婦さんへの影響」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=1197314
| 院長 | 2012/03/31 3:58 PM |
初めまして。
妊娠10ヶ月(臨月)の妊婦です。
後期に入ってから
最初わお腹が痒くて掻いていたら
今でわ全身に広がって
全身にプツプツがあります。
それを痒くと蚊にさされたように
ボコボコになります。
痒みが収まるとまた
プツプツに戻ります。
これわPUPPPでしょうか?
| みん。 | 2013/03/26 3:53 AM |
「みん。」さんの質問に回答いたします。

「PUPPP」は、初回の妊娠時にみられることの多い症状です。
妊娠後期になって、腹部を中心として虫刺されや蕁麻疹のような赤みが多発してくるのが特徴です。

妊娠の影響であれば、出産後には速やかに症状の改善が期待できます。
痒みの症状がつらいようであれば、皮膚科専門医などを受診してみてください。
| 院長 | 2013/03/27 10:58 AM |
はじめまして。

2人目の子を先月10日に出産しました。
妊娠中(後期あたりからひどくなる)から、赤みがあり、不定形に少し盛り上がった湿疹による痒みに悩まされ、出産後1ヶ月たった現在も、痒みに悩まされています。
(上記以外の、かくとボコボコに膨らむ湿疹もできるし、赤みのある小さな痒みのある湿疹もできます。この小さい湿疹をかくと上のように大きくなるような気がします。
湿疹のできる箇所は、足(ひざ下ひざ上)、腕、お腹、下着の当たる箇所です。

妊娠中は、ステロイド剤(プロパデルム)を処方され、塗っていましたが、ほとんど効果は感じられず、
産後に回復するのを待っていました。
しかし、産後1週間でも新しく湿疹ができ、回復しそうもなかったので、再度皮膚科を受診し、飲み薬(クラリチン)とステロイド剤(アンテベート)を処方され、現在に至ります。

医師には1〜2ヶ月で治るでしょうと言われたのですが、最近の猛暑もあってか?、今が一番ひどいと言えるかもしれません。
そちらのクリニックに通える距離に住んでいるのですが、何か別の処置・対応をしていただくことができるのでしょうか?

とにかく、早く痒みから開放されたいのですが、現在授乳中で、飲み薬は制限しなければならないと思います。
ステロイド剤も効果を感じられないのであれば、ネットで目にしたヨモギローションなるものに切り替えてみようか・・・などと考えております。これの効果はあるのでしょうか?

長文になり、申し訳ありません。
コメントいただけると有難いです。
| 2児の母 | 2013/08/14 12:49 PM |
「2児の母」さんの質問に回答いたします。

残念ながら、このブログ上で妊娠性痒疹(あるいはPUPPP)の診断を行うことはできません。
出産後に軽快傾向にないのであれば、他の湿疹あるいは汗疹(いわゆるアセモ)である可能性を考えるべきかも知れません。

授乳中であれば、あまり内服薬を使用したくありませんので、ステロイド外用薬のランクを上げるといった方法で治療を変更すべきでしょう。
内服薬を併用する場合は、授乳の中断も考える必要があります。

なお、ヨモギローションというのは、私には使用経験がありませんのでコメントすることはできません。
| 院長 | 2013/08/20 11:29 AM |
妊娠9ヶ月にもうすぐ入ります
6ヶ月目くらいからお腹が大きくなるにつれて痒みが出てきました。始めは 赤いポツポツが目立ったくらいだったのですが 今はとてもひどくなり皮膚がただれてしまっています。 首、腕などにもポツポツが広がってしまっています。
痒みがあまりにもひどいので 皮膚科でも診てもらい薬も処方してもらいましたが 先生は原因はわからない、と言われてしまいました。
産婦人科の先生にも皮膚科に行ったことを話し 産婦人科でも薬をだしてもらいました。ですが、そのステロイドが入った薬を塗ったらただれてしまったので、皮膚科の抗生物質入りのクリームを塗っています。赤ちゃんに影響がなければ 痒みも我慢しますがでもどうしたらいいのか、正直悩んでいます。
1週間後に検診があるので それまで様子をみようとおもってますが もう1度皮膚科でみてもらうべきでしょうか?塗り薬は続けていても大丈夫ですか?
不安なのでお腹は1日1回くらいにして あとは妊娠初期から塗り続けていた妊婦用の保湿クリームを塗ってやりすごしています。
| ton | 2013/11/01 9:12 PM |
「ton」さんの質問に回答いたします。

残念ながら、このブログ上で診察を行うことはできません。
ですから、現在の症状が皮膚科を再診すべき状態かどうか確認することができません。
症状が軽快していなかったり、心配な状態であれば、前回の症状を診察している皮膚科医(皮膚科専門医など)を再診されてみてはいかがでしょうか。

ただし、抗生物質というのは細菌感染に対する治療薬であり、湿疹や痒疹に対する治療効果は無いと考えられます。
抗生物質を少量ずつ長期に使用すると、耐性菌の増殖にもつながりますので、そういう点では今後の治療方針を決めるために再診が必要なように感じられます。
| 院長 | 2013/11/05 11:09 AM |
住吉先生はじめまして。

先生に相談したい事があり
メッセージを書かせていただきました。

私は35歳で妊娠8ヶ月の初産です。
1週間前から腹部を中心に胸・腕・背中に
虫刺されのような湿疹が日々拡大しており
強い掻痒感があります。

恐らくPUPPPだと思うのですが
下記の事から、妊娠性肝内胆汁うっ滞の可能性を
心配しています。

・夜間に痒みが増強(湿疹箇所のみですが)
・脂質に偏った食事(糖質制限食)に変更してから
皮膚トラブルが一気に出現(現在は普通に戻しました)

黄疸や灰白色の便はありません。

妊娠性肝内胆汁うっ滞症から肝機能障害になり
胎児死亡したという論文を見て心配になりました。

黄疸がなく血液検査でALPやγ-GTP、ビリルビンが
高値でなければ胆汁うっ滞による掻痒ではないと
判断して宜しいでしょうか。

また、かかりつけの産婦人科医師に
肝機能検査を希望する場合は
どのように伝えたら良いでしょうか。


住吉先生のご意見をお聞かせ下さい。








| まる | 2014/01/22 3:13 PM |
「まる」さんの質問に回答いたします。

「妊娠8ヶ月の初産」「腹部を中心に」「虫刺されのような」「強い掻痒感があり」という記述からは、妊娠性の皮膚症状である「PUPPP」の可能性が疑われます。

妊娠性の胆汁うっ滞に関しては、内科または婦人科で診断あるいは治療が行われるはずです。
皮膚科では診断も治療もできませんので、かかりつけの婦人科医にコメント内容をそのままお伝えいただければ良いかと思われます。
| 院長 | 2014/01/24 10:14 AM |
住吉先生

返信ありがとうございます。
かかりつけ婦人科医に相談してみます。
| まる | 2014/01/24 10:18 AM |
初めまして。
いつか2人目を検討しているのですが、一人目妊娠中、5ヶ月辺りからお腹にポツッと痒い湿疹ができて、あっという間に顔と頭皮以外に湿疹が広がっていき、とても辛い妊婦期間を過ごしました。
最終的に足の裏にまで出来てしまい、四六時中、痒さと辛さで発狂してました。
もともと皮膚は敏感で弱く、幼い頃は日光湿疹で、外では皮膚を出せませんでした。
出産したら痒みから解放されるんだ!と、そればかり考えて耐えてきたのに、産後翌日には何故か燃えるように痒く、ボコボコに腫れ上がったお腹を看護師さんに見せるのが非常に辛かったです。
痒みから解放されたのは、出産してから2ヶ月くらい経ってからでした。
空気に触れるだけでチクチク刺さるような痒さに涙が出ました。
二度と体験したくない…そんなこんなで2人目をためらってしまいます。
夫は理解してくれていますが、親などが全く理解せず、腹立ちと鬱になりかけてます。
「大丈夫だって」とか「なんとかなる」とか「一人っ子は可哀想でしょ」とか…
言われたい放題です。
2人目を妊娠した際、50%〜100%、若しくはほぼ確実に再発すると目にしたことがあります。
あの痒みと辛さに耐えられる自信がありません…悲しい。
| そら | 2014/02/02 1:30 AM |
「そら」さん、コメントありがとうございます。

痒みというのは、なかなか我慢することができず、痛みにも劣らないストレスの原因になります。
出産してから2ヵ月間も辛い痒みが続いたとのこと、大変でしたね。

痛みというのは、多くの人が過去に経験しているため、辛いことを容易に理解してもらえます。
しかし、長時間続く痒みというのは、ほとんどの人は経験したことが無いため、なかなか理解してもらえないのだと思います。

経験したことの無い辛さを他人が理解するというのは、そもそも無理があるのかも知れません。
家族の方には、痒みの辛さに理解を求めるのではなく、痛みと痒みのストレスが同等であることを理解してもらえるように話をしてみてはいかがでしょうか。

もし、今後妊娠する機会があるとすれば、前回のような辛い痒みが生じませんよう、お祈りいたします。
| 院長 | 2014/02/03 10:42 AM |
初めまして。妊娠32週の初産妊婦です。
先週後半より足の甲、手の甲のみに発疹が出始め、痒みであまり眠れず、また少しずつ範囲が広がっているため、今週に入り検診を受けている産科に相談の上、皮膚科を受診したのですが、
とりあえず軟膏で様子を見てとアンテベート軟膏を処方されたのですが、広がることも止められないまま、また痒みも減退せず寝不足な日々で、暑さもあり、すごくストレスになっています。

特に痒さが増すのは、食後、眠気が強いとき、入浴後など身体が温まったときで、濡れタオルや保冷剤で冷やしてみても、全く効きめがありません。

せめて、原因だけでもわかれば…と調べていたところ、先生のブログに辿り着きました。

診察していただいた先生には、食べ物等からのアレルギーか風邪等が原因での発疹では?と言われたのですが、これは妊娠性痒疹でしょうか?
花粉症はありますが、食べ物等でのアレルギーは特にありません。
| Nao | 2014/07/09 4:12 PM |
「Nao」さんの質問に回答いたします。

残念ながら、このブログ上で診察を行うことはできません。
診察をしていない皮膚症状について、「これは妊娠性痒疹でしょうか?」と質問されましても、私には回答することができません。

まずは、実際の症状を診察している担当医とよく相談し、必要があれば適切な皮膚科専門医を紹介してもらってはいかがでしょうか。
また、治療を行う際には、担当の産婦人科医にも確認しながら治療薬を選択するのが望ましいと思います。
| 院長 | 2014/07/09 6:23 PM |
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