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ボーエン病(Bowen病)

ボーエン病Bowen病)」とは、60歳以降の高齢者に多くみられる皮膚症状であり、上皮内癌の一種です。

上皮内癌というは、上皮内(皮膚においては表皮内)に癌病変が留まっている病態です。
つまり、表皮内に限局した有棘細胞癌であると考えることができます。

ボーエン病の外観は、貨幣状湿疹のような慢性湿疹に似ており尋常性乾癬脂漏性角化症などと見分け難い場合もあるため、皮膚生検による病理学的な診断が必要になります。

ボーエン病の発症には、パピローマウイルス(HPV 16型など)の感染が関係している場合があると考えられています。
また、熱傷や外傷などの瘢痕部に生じやすいとも言われています。

ボーエン病では、悪性細胞が表皮内にのみ存在しているため、他の皮膚癌のように遠隔転移を起こすことはほとんど無いと考えられます。
ですから、外科的に切除してしまえば生命予後に問題はありません。

しかし、治療せずに放置してしまうと「ボーエン癌Bowen癌)」の状態にまで進行してしまう可能性があります。
ボーエン癌の状態になってしまうと、有棘細胞癌と同等あるいはそれ以上の悪性腫瘍であると言われています。
| 肌のあれこれ | 15:55 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
初めてコメントさせていただきます。
私は今までアトピーや主要な皮膚疾患等とも無縁でしたが、ここ数週間、ずっと治らないデキモノが気になってコメントさせていただきました。
具体的には鎖骨の真ん中(くぼみより少し下あたり)に赤く一見、虫さされのような若干平らなふくらみがあります。最初は首のあたりなので洋服に擦れて荒れたのかな?と思っていましたが全く消えないのです。症状は全く痒みも痛みもないのでいいのですが見えるところなので少し気になります。今回何気なく検索していたところボーエン病という言葉が出てきたため気になってこちらにメールさせていただきました。ただ年齢的に私は32歳(女)であまり心配する必要もないのでは?とも思いましたが、10年ほど前にNHLで放射線治療歴があり、縦隔周辺に45Gyを25回に分けて当てたことがあるのでそれとの関連なども心配しています。近所の皮膚科に行った方が良いのでしょうか?
長々すみませんでした。病院に行くタイミングがなくて一度ご相談させていただきました。
| そらまめ | 2012/12/30 1:43 PM |
「そらまめ」さんの質問に回答いたします。

「ボーエン病」とは上皮内癌の一種であり、慢性湿疹のような外観が特徴と言えます。
「赤く一見、虫さされのような若干平らなふくらみ・・・」といった、急性湿疹あるいは虫刺症を思わせる記載からは、全く「ボーエン病」を想起させることはありません。

しかし、このブログ上で診察を行うことは不可能ですので、心配な症状であれば、早めに近所の皮膚科などを受診されてはいかがでしょうか。

以下のブログも参考にしてください。

「湿疹って何ですか?」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=647953
「皮膚リンパ球腫」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=273525
「何の虫刺されでしょうか?」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=414838
「有棘細胞癌」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=494323
| 院長 | 2013/01/08 7:51 AM |
早速のご回答ありがとうございます。
おっしゃる通り近所の皮膚科クリニックで塗り薬を処方してもらいました。
このまま様子を見ようと思います(^0^)
| そらまめ | 2013/01/09 10:50 PM |
90歳の祖母が皮膚科でボーエン病と診断されました。
すぐに手術の予約を入れましたが、年齢的なリスクを考えると本当に必要な手術なのか疑問です。
先生はどのように思われますでしょうか?

| ちゃぴころ | 2013/05/20 8:14 AM |
「ちゃぴころ」さんの質問に回答いたします。

以前は、90歳の高齢者であれば、液体窒素療法を行うか放置する場合が多かったと思われます。
しかし、最近では100歳を超える高齢者も増えていますし、90歳になっても手術を行うという選択肢が増えているのかも知れませんね。

実際にどのような選択を行うかは、本人と診察を担当している皮膚科専門医とで決定するべきでしょう。
| 院長 | 2013/05/20 6:45 PM |
お返事ありがとうございます。
担当の先生からは、手術することのリスク、しないことのリスクについて説明がありませんでした。
家族に相談する間もなく、その場で予約を入れることになったので、後から不安になり、先生に質問させていただきました。

お返事を読んで、キャンセルはせずにもう一度担当の先生とお話ししてみることにしました。

ありがとうございました。
| ちゃぴころ | 2013/05/20 8:44 PM |
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