CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< April 2017 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
<< 「My SunShine」Inner Circle | main | 「Say the word」安室奈美恵 >>
肥満細胞症(肥満細胞腫、色素性蕁麻疹)

肥満細胞症(ひまんさいぼうしょう)」とは、皮膚あるいは他の臓器において、肥満細胞が異常に増殖した状態のことです。
しかし、肥満細胞症には不明な点が多いため、病型分類には様々なものが提唱されているというのが現状です。

皮膚の症状が主体となる肥満細胞症は「皮膚肥満細胞症」と呼ばれています。
さらに、皮膚肥満細胞症は、主に「肥満細胞腫(ひまんさいぼうしゅ)」と「色素性蕁麻疹(しきそせい じんましん)」の2つの病型に大別されます。

肥満細胞腫」は、腕や下肢に褐色調の結節としてみられることが多いです。
多くは単発性であり、生後3ヵ月以内に発症すると言われています。

色素性蕁麻疹」は、皮膚肥満細胞症で最も多くみられる病型であり、褐色斑などが全身に多発してみられます。
生後2年以内の小児発症が多いと言われていますが、成人になってから発症する色素性蕁麻疹もあります。

いずれの病型でも、皮疹を摩擦することによって、蕁麻疹のような赤みや痒みを生じる(ダリエ徴候)のが皮膚肥満細胞症の特徴であると言えます。
また、入浴運動などの刺激によって全身の肥満細胞からヒスタミンなどの物質が放出されると、血圧の低下下痢などの全身症状が出現する可能性があります。

皮膚肥満細胞症は、ダリエ徴候などの特徴的な症状と、病理組織検査皮膚生検)の結果によって診断が可能です。

皮膚肥満細胞症には、腫瘍性に増殖を続けるタイプと、自然治癒するタイプがあると考えられています。
特に小児の皮膚肥満細胞症は、ほとんどが自然治癒すると言われていますが、詳しいメカニズムについては解明されていません。
一方、成人の色素性蕁麻疹慢性の経過をたどることが多いようです。

治療には、症状によってステロイド外用薬あるいはステロイドの局所注射が行われています。
皮膚症状の悪化や痒みを抑制するために、抗ヒスタミン薬の内服も有効です。
| 肌のあれこれ | 18:10 | comments(12) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
私は、生後5ヶ月の頃に肥満細胞腫と診断されたそうで、もうすぐ17歳になるのですが治っていません。

一般的には小児のときのものは自然治癒する、というお話ですが、例外もあるということでしょうか。

今年の5月末頃から調子が悪く、色々な病院に掛かっているのですが、良くはなっていません。


ps。皮膚生検というものを受けるべきだと言われたのですが、これを受けるとどのようなことがわかるのでしょうか。

よろしければ、教えてください。
| 璃玖 | 2010/08/29 11:18 PM |
「璃玖」さんの質問に回答いたします。

病気である以上は、全ての疾患に例外があると思います。

皮膚生検を行うことで、病理学的な診断が可能になります。
つまり、皮膚生検を行わないと「肥満細胞腫」などの正確な診断ができないということです。

以下のブログも参考にしてください。

「ドクターショッピング」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=523899
「皮膚生検」
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=343263
| 副院長 | 2010/09/08 9:59 AM |
僕は五年前くらいから症状が出始めて最近、肥満細胞症と診断され、一生治らないと言われました。最近顔や腕にもかなりできてきて精神的にも辛い日々を送っております。この病気は治すことができないのでしょうか?治るのであれば先生の病院に通院したいと考えております。お忙しいと思いますがご返答よろしくお願いします。
| 新潟 | 2013/03/26 12:43 PM |
「新潟」さんの質問に回答いたします。

「肥満細胞症」の一般的な治療としては、肥満細胞からの脱顆粒による過剰なヒスタミン作用を抑制するために、ステロイド薬や抗ヒスタミン薬の内服が行われています。

当クリニックで「肥満細胞症」と診断することは少なく、疑わしい患者さんは大学病院などに紹介して診断を確定してもらうようにしています。
「肥満細胞症」と診断できるような医療機関で行えないような治療を、当クリニックのような個人の診療所で行える可能性はほとんどありません。

必要があれば、実際の症状を診察して「肥満細胞症」と診断した医療機関でよく相談し、次に行く医療機関を紹介してもらうべきでしょう。
| 院長 | 2013/03/27 11:39 AM |
こんにちわ。
今、1歳10ヶ月の息子が色素生蕁麻疹だと言われました。
息子は初めて色素生蕁麻疹ではないかと診断を受けたのは1歳になったばかりでした。
生まれた時は低体重2440gで黄疸が出て保育器に入り一週間の入院。
退院後今に至っても平均体重曲線以下です。

今までにハイハイをし始めた頃から接触性発疹や手足口病とか蕁麻疹とかしょっちゅうで…熱性痙攣を2回おこしてて憤怒痙攣ちょくちょくおこします。
熱性痙攣を起こした時には乳糖不耐症にも同時になってしまったので1か月くらいの間中下痢をしてました。

その後ミルク、卵、チーズアレルギー体質と判明いたしました。
半年前にはブドウ球菌熱傷様皮膚炎になりました。
全てのことが余りにも短い期間に起きてるので関係の無い病気であると思うのですが…何だか不思議でたまりません。

今に至っても色素生蕁麻疹は増え続けてます。
蕁麻疹もたびたび出たりします。

痙攣を起こしてるので抗ヒスタミン剤は飲めないのでぜスランを一月分づつ頂いてますが効き目はあるのでしょうか?
たまに一、二ヶ月に一回くらい(1日だけ)で血便が出たりします。
関係性はありますでしょうか?

近隣の病院で診察をしてますがお医者様は実際に色素生蕁麻疹の患者を見たことがないのでハッキリと答えられないとおっしゃるので心配です。
今後、どのような経過を経て治って行くのか?
どのくらい増えるのか?
色素沈着した箇所は肌は綺麗に戻るのか?
不安ばかりです。
| みか | 2013/06/28 12:53 PM |
「みか」さんの質問に回答いたします。

小さい子供さんの通院は、心配なことが多くて不安になりますよね。

しかし、残念ながらブログ上で診察を行うことはできません。
ゼスランは抗ヒスタミン薬ですが、血便との関係性については、診察をしていない私からコメントできることはありません。

小児科と皮膚科がある病院での加療が望ましい状況であると推測されます。
不安な点は、1つ1つ解決できるように担当医とよく相談するようにしてください。
| 院長 | 2013/07/02 11:42 AM |
私の息子は生後5ヶ月位に肥満細胞種と診断されてから15歳には自然治癒するとの期待を持ち生きてきました。が、治らず只今21歳です。この身体で、つまずく時がきたときのために強く育てたつもりでしたが、まず、15才を過ぎても治らない現実にかなり荒れて、何でこんな身体に生んだんだ、普通の身体にしてくれと何度も言われ泣かれました。21才になった今も治らずにいます。自分の身体を受け入れ克服しようともがき苦しんでいるのがわかります。肌を露出するこの夏の時期になると死にたくなると言っています。プールや海にも行きたいけど水着になる勇気がないと言っています。そのため友達にも誘いを嘘をついて断っているようです。息子は同じ病気の人に会ったことがない、せめて同じ病気の人と語ることができたらと言ってます…幼児期から成人後も肥満細胞種が治らずにいる方っていらっしゃるんでしょうか?教えてください。
| はは | 2013/08/15 12:36 AM |
「はは」さんの質問に回答いたします。

当院のような個人の診療所では、難治性の疾患を診察することはありません。
しかし、大学病院のような医療機関であれば、難治性の疾患で通院される患者さんも多いと予想されます。

ですから、大学病院のような医療機関、あるいは生後5ヶ月で「肥満細胞腫」と診断することができた医療機関で、今後の治療方針を含めた相談をされてはいかがでしょうか。
ただし、個人情報保護の観点から、他の患者さんの情報を医療機関から提供してもらうのは難しいと思われます。
| 院長 | 2013/08/20 3:57 PM |
我が息子も全く同じ病気と症状です。
現在23才。治ってませんし、思春期からかなり荒れまくり、こんな身体になんで生んだんだと…きっと本人いまだに治らない身体と戦っています。我が子も
他に同じ病気の人を見たこと無い、この気持ち誰にもわかるわけないと荒れた時期に言っていました。同じ肥満細胞腫で悩んでるお母さんお話したいです。
| まりー | 2016/06/04 7:52 AM |
「まりー」さん、コメントありがとうございます。

幼少期からの発症例は、自然治癒することの方が多いと言われていますが、慢性的な経過となる場合もあるようです。

慢性的な症状に対しては、対症療法になると思います。
画期的な治療法がある訳ではありませんが、以前に比べたら新しい薬も増えてきていると思います。
悪化要因を避けたり、主治医と相談しながら治療に取り組むようにしてください。
| 院長 | 2016/06/07 12:46 PM |
こんばんは。
3番目の子どもが肥満細胞症と診断され、大学病院へ通院しています。
生下時よりおでこに紅斑があり次第に茶色に変わり隆起しました。
1ヶ月健診で紹介状を書いて頂き皮膚科へ行きましたが、皮膚科ではわからず大学病院の皮膚科へ紹介されました。
エコーにより隆起している部分の皮下に血流が見られたため、恐らく血管腫だろうとのことで形成外科へ院内紹介。
そうこうしているうちに、身体に茶褐色の斑点が出現し、増殖してきていたためかかりつけの小児科から大学病院へ紹介してもらい生検を行うことになり、おでこの腫瘤も一緒に生検へ出すことになりました。
そしておでこも身体も肥満細胞症だとわかりました。
おでこの腫瘤はしこりのようになっており、その周りは色素沈着しています。
この腫瘤の治療法はやはり外科手術での除去しかないのでしょうか?
| ひろまま | 2017/04/10 9:30 PM |
「ひろまま」さんの質問に回答いたします。

「おでこの腫瘤」といった腫瘍性の病変であれば、もちろん外科的切除が選択肢の1つになり得るでしょう。
症状や経過に応じて、ステロイドの外用や局所注射なども試してみる価値があるかも知れません。
全身の症状を含め、どのような治療が望ましいか、担当医とよく相談するようにしてください。
| 院長 | 2017/04/11 9:12 AM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.sumiyoshi-clinic.com/trackback/1110836
トラックバック