アトピーに痒み止めの飲み薬って効くの?


アトピー性皮膚炎などの治療をしていると、時々「痒み止めの飲み薬の効果が実感できない」という患者さんの訴えを耳にします。

一般に、痒み止めの飲み薬としては抗ヒスタミン薬が使用されていますが、残念ながらアトピー性皮膚炎の痒みは、ヒスタミンによる痒みだけではないということが分かってきています。
ですから、抗ヒスタミン薬を服用することで痒みを完全に取り除くことは不可能なのです。

そもそも、アトピー性皮膚炎の治療は塗り薬が中心です。
そのため、ステロイド外用薬タクロリムス軟膏による強い抗炎症作用の陰に隠れて、服用している抗ヒスタミン薬の効果は、さらに実感されにくくなってしまいます。

抗ヒスタミン薬は、確かに痒みを完全に止める薬ではありませんが、「痒みをやわらげる」あるいは「痒みを予防する」効果があるのです。
患者さんにとっては、100の痒みも70の痒みも、どちらも「痒い」という感覚には変わらないということなのかも知れませんが、「飲んでも痒みが止まらないから飲まない」というのは、あまり良い判断とは思えません。

近年では、インペアード・パフォーマンスの面からも、より効率の良い第2世代抗ヒスタミン薬が増えてきています。
ですから、以前よりも自分に合った治療薬を見つけやすくなってきたと言えるかも知れません。

上の写真は、秋田県・栗山池公園で撮影されたアジサイです。
「紫匂ふ」と題した作品として、写真集「続・年輪」に収載しています。
(撮影:住吉孝男)
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手指や足裏にできる水疱【日経ビジネス】掲載記事


昨日発売の「日経ビジネス」に、当クリニックで受けた「異汗性湿疹」についての取材記事が掲載されましたので、その内容を紹介いたします。
(以下、p74より抜粋)


手指や足裏にできる水疱
住吉 孝二 [順天堂大学医学部附属順天堂医院 皮膚科准教授]

 足裏と両手指の側面に、小さな水ぶくれが出来ているのに気づいたMさん(43歳)。痒いので、水虫が手にうつったのでは? と思っているのだが。

 手指の側面(手指の外側と内側との境目の部分)や手のひらに、小さな水疱ができたといって受診される患者さんによく見られる疾患に「異汗性(いかんせい)湿疹」というものがある。八割方は手に発症し、足に発症することも珍しくない。

 足に発症した場合は足白癬、いわゆる水虫と勘違いされがちだが、白癬菌が原因である水虫とは異なり、皮膚のほかの部位や他人に感染することはない。また、水疱が片手ではなく、両手に発症することで、何かに接触したことで発症する接触皮膚炎との見分けがつきやすいのも特徴だ。

 異汗性湿疹は、「汗疱(かんぽう)」とも言う。汗と関係しているものの、いわゆる汗疹(あせも)とは別の病気である。汗疹は、何らかの原因で汗を排出させる汗管が詰まり、そこに炎症が起きる。一方、異汗性湿疹は、手のひらや足の裏に多量に汗をかくことにより、汗の影響で皮膚に湿疹反応が現れる。

 直径1〜2mm程度の透明の小さな水疱が、手指、手のひら、足裏や足の側面などに生じるといった症状が見られる。中でも典型的な発症部位は手指の側面であり、これらの水疱は痒みを伴うこともある。

 この疾患で受診される患者さんに多く見られるのが、アトピー性皮膚炎の人や多汗症の人である。また、何らかの金属アレルギー薬物アレルギーがある人も、発症率が高くなる。汗でアレルゲンの溶出が促され、症状が現れるのだ。発症には、こうした体質的要因が関係すると言われているが、食品添加物や防腐剤などが要因となることもある。精神的ストレスから手足に多量の発汗が見られ、そのせいで発症するというケースもある。手のひら、足の裏は、汗管が非常に多い部位で、毛穴がなく皮脂も出ないため、発汗の影響をダイレクトに受けやすい。

塗り薬での治療が有効

 異汗性湿疹は、汗をかきやすくなる初夏の発症が目立つ。季節の変わり目になると再発するという人もいる。放置していても自然治癒するケースが多いのだが、人によっては症状が悪化し、受診せざるを得ない場合もある。

 症状の始まりは、プツプツと小さな水疱ができただけだったのが、痒みを伴うようになったり、時間が経過するにつれ水疱がつながり合って大きくなったり、水疱が破け、皮膚がガサガサになったりすることがある。皮がむけた状態が広がってしまうと、見た目の印象も悪くなり、人前に手をさらすことを苦痛に感じるという人もいる。感染する病気のように思われてしまうのではないかと気に病むなど、精神的負担も大きいようだ。

 軽症の場合は、市販の尿素入り保湿クリームを塗るだけでも、症状が改善する。水疱が破け、いったん皮がむけきってしまえば、その後は自然に軽快することが多い。だが、かき壊して患部がじゅくじゅくしてしまい、なかなか完治しないケースもある。

 病院では、尿素軟膏サリチル酸ワセリンなどが処方される。痒みがひどく湿疹重症の場合は、ステロイド外用薬を使用して治療する。多汗症を伴う場合には、多汗症の治療を行うこともある。金属アレルギー薬物アレルギーなど、原因がはっきり分かっている場合は、それらを除去することも重要である。

 とはいえ、原因がはっきり分かっている患者さんの方が少ないのが現状だ。治療は、痒みがあればそれを抑え、かさつきには軟膏での保湿や古い角質の除去など、対症療法が中心となる。また、水疱ではなく膿を持った膿疱が広範囲に広がっていった場合は、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)という別の難治性の皮膚疾患の可能性も考えられる。症状が悪化している場合は、早めに皮膚科を受診し、適切な治療を受けてほしい。
(談話まとめ:仲尾匡代=医療ジャーナリスト)
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帯状疱疹後神経痛の新しい治療薬


本日より、帯状疱疹後神経痛に対する新しい治療薬「リリカ(プレガバリン)」が発売開始となりました。

神経痛が起きている状態では、シナプスに流入したカルシウムイオンによって神経伝達物質が過剰に放出されています。
リリカは、そのカルシウムイオンがシナプスへ流入するのを抑制するという、従来の疼痛治療薬とは異なる作用機序を持つ薬剤です。

国際疼痛学会などの主要学会においては、リリカ帯状疱疹後神経痛の第一選択薬として推奨されており、すでに世界100ヵ国以上で承認を得ています。

リリカは、海外では末梢性の神経障害性疼痛糖尿病性末梢神経障害帯状疱疹後神経痛)の治療薬として2004年から使用されていましたが、日本国内での承認は今回が最初となります。

1日2回だけの服用であり、今後は日本でも難治性の帯状疱疹後神経痛に対する治療薬として、第一選択薬となる可能性があります。
ただし、副作用として「めまい」や「眠気」などを生じる割合が比較的高いと言われています。
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とびひ(伝染性膿痂疹)の注意点


子供に生じる皮膚の細菌感染症では、とびひ伝染性膿痂疹)の頻度が最も高いと言われています。
子供の皮膚は、角質層が薄くバリア機能が低下しやすいため、細菌が侵入しやすいと考えられます。

例えば、湿疹虫刺されを爪で引っ掻いたようなから、黄色ブドウ球菌溶血性レンサ球菌などが侵入し、自家接種によって全身に拡大してしまいます。

感染する細菌の種類によって症状が異なり、それぞれ「水疱性膿痂疹」や「痂皮性膿痂疹」と呼ばれています。
水ぶくれ(水疱)や膿をもった水ぶくれ(膿疱)ができると、破れてびらんになったり、厚いかさぶた(痂皮)になったりします。

このような膿痂疹を生じた場合、患部を刺激しないように注意する必要があります。
手をよく洗うこと爪を短く切ることも、患部を掻いたり不潔にしないための予防につながります。
また、家族や兄弟に症状を拡げないようにする理由から、念のためにタオルを共用しない方が良いでしょう。

体のあちこちに膿痂疹を生じてしまった場合(伝染性膿痂疹)には、抗生剤の飲み薬塗り薬による治療が必要になります。
掻き壊すことで症状が悪化してしまうため、痒みが強い場合には痒み止めの飲み薬も併用します。

自宅では、原因となる細菌を減らすため、入浴したりシャワーを浴びるなど、皮膚を清潔に保つことが重要になります。
患部はこすらず、石鹸をよく泡立てて丁寧に洗い、シャワーでよく洗い流しましょう。

プールなどは、症状が完全に治まるまで控えた方が無難でしょう。
特に通園通学を規制するような義務はありませんが、症状によっては担当医や担任の先生あるいは保育士などと相談するようにしてください。

とびひ伝染性膿痂疹)を繰り返さないために、膿痂疹の症状が治まってからも、アトピー性皮膚炎などの症状が残っている場合には、その湿疹皮膚炎の治療を行うようにしましょう。
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ディフェリンによるニキビ治療のポイントとテレビCM


トレチノインなどは、以前からニキビ治療薬として使用されていましたが、ディフェリンゲルが保険適応となるまでは、国内で認可されているレチノイド外用薬はありませんでした。

平成20年10月にディフェリンゲルが保険適応となってから約1年半が経過し、すっかりニキビ治療のスタンダードとして定着してきました。

明日(平成22年5月21日)からは、お笑いタレント「柳原可奈子」を起用したテレビCM も始まるようです。

尋常性ざ瘡(ニキビ)治療ガイドラインにおいては、十分なエビデンス(根拠)があるため強く推奨する治療として、アダパレンディフェリンゲルの主成分)の外用が挙げられています。

ディフェリンゲルは、できはじめのニキビ(面ぽう)にも有効なニキビ治療の基本となる薬剤ですが、肌質によっては乾燥症状が悪化してしまう可能性があります。
薬の作用をよく理解し、十分な保湿を行うなど、適切な使用方法を心がけましょう。

ディフェリンによるニキビ治療のポイント

 ディフェリンは、3ヵ月程度使い続けることが大切です。

 1日1回就寝前洗顔後1-FTUを全顔に塗ります。
(眼の周囲、唇、小鼻など粘膜に近い部分はさけてください)

 皮膚刺激症状があらわれやすい、使用開始から2週間再診しましょう。
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外来の混雑について


ゴールデンウィークの連休明けは外来診療が非常に混雑してしまい、多くの皆様にご迷惑をおかけしてしまいました。

長時間、特に3時間以上もお待たせしてしまった患者さんには、大変申し訳なく思っております。
また、文句も言わずにお待ちいただいたことに深く感謝しております

外来診察が混雑していると、時々「予約は無いのですか?」という質問を受けることがあります。
残念ながら、今のところ当クリニックでは、診察の予約という制度は導入しておりません
開業途中から予約制を導入するには、利点だけでなく欠点も色々ありそうなのです。

住吉医院は、決して大きな病院ではなく、非常に小さな診療所です。
もちろん遠方から来院される患者さんの診察も行っておりますが、どちらかと言えば地域に密着した医療を行っていくことを理想としています。

そのためには、予約をしないと受診できないような医療機関にはしたくないという考えがあります。
空いている時には、近所の患者さん気軽に立ち寄っていただけるような診療所でありたいと思っているのです。

なかなか理想通りにはならないことは承知しておりますが、できるだけ患者さんの訴えに耳を傾け分かりやすく納得のいく説明ができるような診察を心がけて頑張っていきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願い致します。

上の写真は、秋田県・皆瀬村で撮影した藤です。
現在、当クリニックの待合室に展示しており、写真集「続・年輪」に収載されています。
(撮影:住吉孝男)
| 副院長ブログ | 01:15 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
男性型脱毛症(AGA)治療ガイドライン


男性型脱毛症AGA)」とは、円形脱毛症のような病的脱毛ではなく、男性特有の薄毛びまん性脱毛)を生じる生理的現象であり、思春期以降になると多くの日本人男性が経験すると言われています。
近年では、男性型脱毛症に有効な内服薬外用薬が開発され、皮膚科専門医を中心に積極的な治療が行われるようになりました。

今月、新聞やテレビなどでも報道された通り、毛髪科学研究会との協力により日本皮膚科学会から「男性型脱毛症治療ガイドライン」が発表されましたので、その一部を紹介いたします。

男性型脱毛症治療ガイドラインでは、十分なエビデンス(根拠)があり、強く推奨されている男性型脱毛症の治療として「フィナステリド内服」と「ミノキシジル外用」が挙げられています。
すでに治療中の方々には周知の事と思いますが、この2種類の治療薬を併用するのが、国内における最も強力な治療と言えるでしょう。

フィナステリド」は、男性ホルモンの代謝経路の一部を抑制する「プロペシア」という内服薬であり、皮膚科専門医などで処方されています。
最近では、爆笑問題を起用したテレビCMも放映されています。
ただし、女性の男性型脱毛症に対しては無効であったという報告があり、さらに妊娠中授乳中には禁忌とされていることから、女性に使用してはならないと記載されています。

一方の「ミノキシジル」は、薬局やドラッグストアなどで「リアッププラスRiUP PLUS)」あるいは「リアップX5RiUP X5)」という商品名で市販されています。
ちなみに「リアップレディ」は女性の男性型脱毛症女性型脱毛症)にも有効です。

ミノキシジル」以外にも市販されている育毛剤は多数ありますが、十分なエビデンス根拠はありません

男性型脱毛症治療ガイドラインでは、十分な根拠は無いが使用を考慮しても良いとされている育毛剤として、塩化カルプロニウム(カロヤンアポジカ、カロヤンガッシュ)、t-フラバノン(サクセス バイタルチャージ)、アデノシン(薬用アデノゲン)、サイトプリンペンタデカン(薬用毛髪力イノベート)、ケトコナゾールが挙げられています。
根拠がないので勧められないとされている育毛剤として、セファランチン(薬用クロウ)が挙げられています。
この中で、塩化カルプロニウムケトコナゾールは、それぞれ「フロジン液」と「ニゾラールローション」として保険診療でも扱われています。

また、フィナステリドプロペシア)の内服やミノキシジルリアップ)の外用を1年以上使用しても十分な効果が得られない場合には、次の選択肢として「自毛植毛術」または「かつら」を考慮すると記載されています。

人工植毛術」に関しては、過去に多くの有害事象の報告があり、食品医薬品局では人工毛自体を有害器具に指定していることから、行わないように勧められています。

以上の対処法は、何らかの手段で医学的な検証が行われ、治療ガイドラインに記載されている訳ですが、実際には多種多様な育毛剤などが販売されているのが現状です。
ですから、市販の育毛剤などを使用する場合は、医学的な検証が行われている薬剤であるかどうかを確認することをおすすめ致します。

上の写真は、ドバイ・ジュメイラビーチで撮影したものです。
(撮影:住吉孝二
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皮膚科専門医プレート


日本皮膚科学会が認定する「皮膚科専門医プレート」が届きました。
先週末から当クリニックの受付窓口に置いてあります。

現在の皮膚科専門医制度は、1993年から施行されるようになりました。
年々人数が増えており、2010年03月現在で全国5752名皮膚科専門医がいます。

皮膚科専門医の資格を得るためには、様々な条件があります。

まず、日本皮膚科学会が認定する専門医研修施設において5年以上皮膚科の臨床研修を行い、様々な疾患の治療に携わり多数の手術を経験する必要があります。
そして、学会発表医学論文(研究論文など)の執筆を多数行い、所定の単位を取得すると皮膚科専門医試験の受験資格が与えられます。

そして近年では、皮膚科専門医試験のレベルも非常に高くなっています。

ですから、信頼できる皮膚科専門医の資格を所有している皮膚科医を受診することをおすすめ致します。
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「DRX UVプロテクター」プレゼントキャンペーン


現在「DRX HQブライトニングご愛用者様キャンペーン」を実施しています。

DRX HQブライトニングハイドロキノン配合美容液)」3mlを3個または12mlを1個ご購入いただくと、応募することができます。

専用応募はがきのアンケートに回答し、DRX HQブライトニング外箱に付いているバーコードを貼って投函すると、2人に1人以上(ほぼ全員)に「DRX UVプロテクター日焼け止め乳液 SPF50+ PA+++)希望小売価格3,000円」が必ず当たるという太っ腹企画なのです。

ハイドロキノントレチノインを使用する場合、サンスクリーン剤による紫外線対策が不可欠です。
是非、お得な今回のキャンペーン(平成22年6月30日まで)をご利用ください。
| 副院長ブログ | 08:20 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
プロトピック軟膏の適切な使用量


プロトピック軟膏は、1999年の発売開始から10年以上が経過し、ステロイド外用薬に代わって、におけるアトピー性皮膚炎治療のスタンダードとして定着しました。

アトピー性皮膚炎の治療において、プロトピック軟膏の保険適応は2歳からです。
2歳〜15歳では、0.03%小児用軟膏1日1〜2回外用します。
16歳以上では、0.1%成人用軟膏1日1〜2回外用します。

プロトピック軟膏の主成分であるタクロリムスは、カルシニューリンを抑制するというステロイドとは異なる作用機序で皮膚の炎症を抑制する薬剤です。
そもそも、タクロリムスは臓器移植などの時に大量に使用して拒絶反応を抑制するために使用されていた薬剤であり、安全性の観点から以下の通り使用量に制限が設けられています。

2〜5歳1回の外用は1gまで(1日2gまで)
6〜12歳1回の外用は2〜4gまで(1日4〜8gまで)
13歳以上1回の外用は5gまで(1日10gまで)

例えば13歳以上では、5gチューブのプロトピック軟膏1回に1本まで使用可能です。
1日2回使用すると、プロトピック軟膏の5gチューブを2本(20FTU)まで使用可能ということになります。

しかし、のみに使用することを考えれば、1日で5gチューブ(10FTU)を1〜2本使用するということは通常ありえないでしょう。
加えて近年では、プロトピック軟膏を長期間使用しても安全性に大きな問題が生じていないことが分かってきました。

外用量外用回数は、ステロイド外用薬と同様に、症状の改善に応じて減らしていくことができます。
しかし、必ず症状の増悪を繰り返してしまうアトピー性皮膚炎の治療において、外用薬の減量方法には十分に注意する必要があります。
外用薬の減量途中で症状の悪化(再燃)があった場合には、当初の外用量に戻す必要があります。

最近では、プロトピック軟膏寛解導入療法として使用するだけでなく、ステロイド外用薬との違いを利用し、寛解維持療法として継続していくという使用方法が一般的になってきました。
要するに、プロトピック軟膏は皮膚炎を改善させるだけでなく、皮膚炎が軽快してきてからも週に1〜3回くらいの割合で外用を継続していくことで、皮膚炎の悪化(再燃)を抑制できることが分かってきたのです。
これによって、ステロイド潮紅などの副作用を心配しながら、顔にステロイド外用薬を塗り続けるというアトピー性皮膚炎の患者さんが少なくなってきました。

上の写真は、沖縄県・沖縄美ら海水族館で撮影したものです。
(撮影:住吉孝二
| 副院長ブログ | 10:14 | comments(6) | trackbacks(1) | pookmark |
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